オタクって言うな!

野村総研の調査で、オタクビジネスの市場規模を調査して、2600億円という結果がでていました。
この調査自体は変な先入観がなく、われわれから見ても、「オタク」の定義がちゃんとしているので、正直よくできているなと感心しました。
でも、オタクという言葉がパブリックな場にでてくるのはいまだに抵抗があります。
オタクも今ではだいぶ市民権を得てきましたが、昔からオタクをやっている人たちには今でもオタクという言葉に抵抗を感じてしまいます。
オタクの中でも特に自分がオタクであることを認識している人たちの多くは、自分がオタクであることに少なからずコンプレックスを持っています。
下品な例えで申し訳ないのですが、太っている人を前にして「デブ」の話がタブーであるように、やっぱりオタクという言葉もタブーなのだと認識して欲しいと思います。
私も以前、東大卒のエリートの先輩に自分のことではないのですが、「オタクっぽい人」とか「オタク系」とかいう言葉をじゃんじゃん使っていて、とてもやるせない気持ちになった経験があります。
以前テレビを見ていて、某女優が「わたし、ワインオタクなんです」などと言っていましたが、このときも憤りを覚えました。
私だけなんでしょうかねぇ。

マニアと言われるのはOKなんですけどね。