よみがえる空

見ていると、終わりそうでなかなか終わらない。
この内容の濃い展開は福田道生さんかなと思ったら、めずらしく正解。


今回は本郷&内田サイドと、能登サイドと、ワンダーフォーゲルサイドの3つの視点で物語が展開。
福田さんの絵コンテって視点が変わる回数が多いのではないかと予想してみたり。
参考までに、他の人の絵コンテの回を見てみたのですが、視点が変わるといってもはっきりとわかるような感じじゃなく、いつの間にか変わっていたりするようです。
明らかにわかるように物語の視点を変えてくるのが福田さんの特徴なのではないかと。
視点が変わっていなくても、シーンが変わる時もきびきびとしてます。


内容が濃いというのも、きびきびと視点を変えてくることで、無駄を省いた結果、時間を有効に使えているということなのかもしれません。


そんなわけで、今回のそれぞれの視点での時間をざっくりとはかってみました。

本郷の家にお呼ばれする話だけでも、十分ボリュームのある話。
訓練やって食堂で一緒になって本郷の家を訪ねるまでが2分。
その後、娘と遊んでメシを食い、食後の一服までで4分。


Bパートに入ってからは圧巻。
出版社に返本の連絡が入り、倉庫に行って、能登が残業して資料を作ってボツにされ、断裁を見届けるのが6分に詰め込まれています。
たった6分でもこれだけの内容詰め込めるというのだから驚きです。
この話だけでもじっくり30分かけてもおかしくないですよ。


これだけ内容の濃いと、そろそろ時間かなと思いきや、最後にワンダーフォーゲルが残ってました。
ここはじっくり5分使っていますが、シーンチェンジが少ないので、あまり濃さは感じられません。


ということで、福田道生さんの絵コンテの特徴は、複数の視点の切り替えと大胆なシーン展開なのではないかと。


ところで、内田の声がかみちゅ!の二宮くんと同じ声だというのをいまさらになって言及すると、バカにされるんだろうな・・


あと、今回でようやく能登を起用した理由がわかったような気がしました。