涼宮ハルヒの憂鬱 第12話(書き直し)

アバンタイトルの映画研究会のタイムスケジュールに書いてある演目。
朝比奈ミクルの冒険はいいとして・・

  • 「この世に忘れられて」→山本寛さんの初監督アニメーション作品(1996年?)
  • 「幸せの魔法」→京大アニ同で制作中の幻の長編本格ファンタジーアニメ。構想4年以上?(未完?)
  • 「借金天国」→不明
  • 「吉畑治三郎」→見まんま「古畑・・」のパロディ映画。京大アニ同と山本寛さんの合作?(1997年)


もし本当にこのタイムスケジュールで上映しているんだったらマジで見に行きたいぞ。
京都だろうとアナハイムだろうと行っちゃうよ。


ちなみに上記の情報はスタジオ枯山水のページか京大アニ同のページから普通に拾えます。私の情報収集能力なんてそんな程度ですから。
探しきれなかった「借金天国」も山本さんに関連した何らかのフィルモグラフィーである可能性は高いと思われます。
「吉畑〜」みたいに枯山水の作品履歴に載っていない作品や、「ふーちゃんとぼく」みたいに難解な故に公開されることがなかったという作品もあるみたいですから。


Aパートの焼きそば喫茶を出たあとに国木田たちと別れるときに、ハルヒ長門がギターを担いでキョンの後ろを走り抜けていくところ。
あのときのキョンのセリフで「ま、せいぜい文化祭を楽しめ。普通にな」というセリフですが、フルメタルパニック?ふもっふで山本さんが演出を担当された「女神の来日(温泉編)」で宗介がクルツ達に言った「普通に入浴を楽しめ。普通にな」というセリフにかかっているのではないかと。
セリフ部分なので、脚本に左右されるところかと思われます。
フルメタの脚本は賀東招二さんでしたが、今回の脚本は山本さんなので、そういうお遊びなのかもしれませんね。
フルメタTSRAIRナマケモノを登場させたりと、山本さんは作品を超えてイースターエッグのような遊び心もしばしば見られます。
山本さんじゃなかったけど、カマドウマの「セカンドレイド」と「ふもっふ」も同列。
イースターエッグのような」というか、イースターエッグそのものですね。
ソフトウェアのイースターエッグが有名ですが、定義に従えばアニメーションや映画などでスタッフが意図的に仕込んだ遊び心のようなのはイースターエッグと言って差し支えないんじゃないでしょうか。
決めた。オレは今度からそういうことにする。


今回のENOZの演奏パートのアニメーションには私も含めて全国各地で度肝を抜かれたわけですが、原画スタッフについて言及してみると、12話の原画は実に21人がクレジットされていました。
ざっとこれまで放送分の原画スタッフを調べてみたのですが、少ないときは6,7人で、多いときでも第2原画と合わせて15,6人くらい。
今回の原画スタッフは統計的に見ても平均値より多めであるということになると思います。
ということで、やっぱり演奏パートについてはCGとかはナシってことで、原画スタッフさんの努力のたまものってことなのかもしれません。


いつぞやテーマに掲げた動画検査スタッフさんによる違いですが、実際にこれまでの放送分を調べてみたのですが、まんべんなく中峰さんと中野さんがクレジットされていたため、違いのようなものはわかりませんでした。
京アニの動検には何かヒミツがあるのではないかと踏んでいるのですが。
Theアニバカで動検スタッフさんがのお話を見られなくなったのが残念です。


【追記】
「幸せの魔法」について京大アニ同で発見したので記述追加。