萌えを誘発する体内物質が発見される

萌え状態を司る萌え体内物質の存在が明らかになった。
この物質は新宿南アニメーション学院大学の研究チームによって発見され、ペドロリンと命名された。


ペドロリンの発生のメカニズムは次の通りだ。
萌えコンテンツから得られる視覚情報、聴覚情報および毒電波が萌刺激として視床下部で認識され、脳下垂体が活性化され、萌腺刺激ホルモン(MSH)が分泌される。MSHは性腺の近傍に存在する萌腺に働きかけ、ペドロリンが分泌されるというしくみだ。
研究チームによると、ペドロリンは常時血中に5〜20ppm存在することが確認されている。
一般的な萌えアニメを見ている状態では50ppm程度まで増加する。
200ppmを超えると非常に危険な状態になり、意識の混濁、マヨイガへの彷徨といった症状が見られるようなる。
500ppmを超えると90%は死に至る。著しい萌えにより死に至る「萌死」はペドロリン過多が原因であるというのが有力な意見である。

以下はWHOによる、ペドロリンと健康への影響である。

血中濃度ppm 症状
5〜20 正常値
20〜50 軽度の発汗、心拍数の増加、幸福感
50〜80 現実逃避、対人嫌悪、引きこもりの兆候
80〜120 入浴拒否、幻想、妄想
120〜180 挙動不審、社会的不協和
200〜500 妄言、マヨイガへの彷徨
500〜 萌死

ペドロリンは神経伝達物質としても作用することが確認されている。
一般人と週末の秋葉原を訪れる買い物客とで比較したところ、秋葉原の買い物客には一般人の20倍ものペドロリン受容体が確認された。秋葉原の買い物客が萌え行動を起こしやすいことの裏付けとして注目されている。


研究チームはペドロリンの単体摘出にも成功しており、ペドロリンの及ぼす生理作用についても研究を行っている。
マウスを使った実験で、一方にはペドロリンを投与し、もう一方にはビタミン剤を投与したところ、ペドロリンを投与したマウスには社会性の欠如、運動能力の低下、性欲の増加に反した繁殖行動の回避などの兆候が強く観察された。


この結果は厚生労働省も注目しているようだ。
近年、萌化社会によるニートの増加による生産性の低下や出生率の低下による国力への影響が懸念されているが、世代交代の早いマウスを萌化し、萌化マウスによる萌化社会をシミュレートし、繁殖力、労働力(生産性)の調査に活用することが検討されている。