反省会
今回は初原型ということで、原型制作から塗装までのフローを覚えることが目的。
出来栄えについてはあまり求めていなかったけど、せっかく2か月かけて原型から作ったので反省会やって次につなげようかなと。
今回の収穫は。
- ファンドの特性を理解できた
- 盛るときはヘラなどでのばすようする
- 追加で盛るときは下地に水を付ける
- 削るときは目地の大きなヤスリがあると便利
- 粒子間の結合が強く、粘性も高いのでやわらかいうちは「切る」ことができない
- したがって小さなパーツを成形してから固めるという作業は苦手
- 反面エポパテはやわらかいうちからカッターなどで切ることができるので、小さいパーツを作るのに向いている
- ファンドにエポパテは親和性が低いので、接着しないとくっつかない
- ポリパテはベチャベチャしててゼロから作るのには向いていない(使いどころがむずかしい)
- タミヤのラッカーパテをはじめて使いこなせた気がする
- タミヤのグレーサフはラッカーパテがあれば不要
- クレオスの溶きパテはタミヤのラッカーパテみたいな使い方はできない(白いラッカーパテの登場を望む)
- シリコーンの硬化剤はたくさん入れないと硬化するまでえらい時間がかかる
- 両面のシリコーン複製はむずかしい
- 紙コップに原型を仕掛けてシリコーンを流して複製する方法が使える
- でも、気泡が死ぬほどできるので真空脱法機が欲しいところ
あとはガレキを作る要領で。
この次は1/8か1/6スケールくらいのをフルスクラッチで作ってみたいです。
では反省会。
まずはこれ。
髪のボリュームがたりません。髪の外ハネが再現できていません。
外ハネみたいな粘土と粘土の結合面積が少ないのって、えらいむずかしいのですよ。
芯線を入れて盛っていく方法と、別に成型してから接着する方法が思い当たるのですが、あきらめてしまいました。
どっちを取ったとしても作業量がハンパじゃないです。
それに、折れやすいというのもありますし。
なんかうまい方法ないですかね。
あと、バランスですよ。
真正面からの写真ですが、向かって右側の方がボリューム多めです。
幸い、アングルによっては風で髪がなびいているように見えなくもないのでそのままにしてしまいましたが、実際はあり得ないほどひどいものですよ。
胴体パーツも左右ゆがんでます。
向かって左側の方の裾が広がっています。
これは直せたのになぁ。
胴体パーツは最初、胴が長すぎだったので、切りつめました。
実は、これでもまだ長めです。
肩ひもも左右でバラバラ・・最悪だ。
あとはポーズですね。
横の図。
横から見て体を「くの字」にしたポーズにしたかったのですが、足のつけ根の接合が複雑だし、スカートの造形を先に決めてしまったせいでポーズが取れなくなったのであっさりあきらめました。
胴体パーツがもっと前屈みになるように最初作っていたので、途中で盛って修正入れてます。
スカートはボリュームありすぎです。他のピンキーに比べると一目瞭然。
バッテン髪留めですが、「×」の「\」の上に「/」というのは意外と知られていないのではないでしょうか。
どっちが上なのかを確認するために、何度もビデオを見てチェック入れましたよ。
ちなみに逆側は「/」の上に「\」です。
今回、ピンキーだから助かったというのも多くありました。
たとえば、服のシワとか。
フルスクラッチなら顔パーツとかも自分で作らないといけないし、髪パーツも、もっとディテール作り込まないとダメでしょう。
次は、原型しばらくおやすみ。
ガレキでちょっとした魔改造の予定。