日本と欧米の児童ポルノ事情

最近ニュースでよく見るのですが、児童ポルノを日本でも規制しようという動きがあるようですね。
欧米主要先進国ではすでに児童ポルノは単純所有でも罪になるようです。


児童ポルノを規制する法律ができたと仮定して、その性質は未成年者にタバコを吸わせないようにする法律(未成年者喫煙禁止法)や自営によるギャンブルを規制する法律(刑法185,186)などのパターナリズムの典型となると思われます。
未成年者のタバコについての刑罰は、喫煙した未成年に科されるものではなく、未成年にタバコを吸うことを止めなかったまわりの大人に科せられます。(知ってて売ったお店の人や放置した保護者など)
びっくりです。未成年者が誰にも悟られずにこっそりタバコを吸って警察に見つかっても誰も刑罰にかけられないのです。
ギャンブルについても、常習性がないものについては50万円以下の罰金または科料となっています。
賭場を開設した事業者にはもっと重い罪が科せられます。


児童ポルノの法制定については弁護士会の方々は、単純所有をきっかけに治安維持法のように当局が見境無く取り締まりを行うのではないかという懸念から、断固反対として動いているようです。
人間のクズな俺にはこういうのはありがたいかぎりです。エロマンガエロゲーが規制されるのはちと困ります。
でも、前にあげたタバコやギャンブルなどのパターナリズムに基づいた法律というのはあまり真剣に取り締まりをやってない様子がうかがえるので、施行されてもこれまでの経験上うやむやになるような気がします。
大量に持っていたらさすがに容赦なく取り締まると思いますけど。


そもそも児童ポルノの定義とは何なのでしょう。
欧米でいっている児童ポルノと日本で、特にオタクが認識している児童ポルノというのはそもそも性質が異なるものであり、まったく別物だと思うのですよ。
同一視して同じ物差しを当ててしまうと変なことになってしまいますよ。


欧米でいっている児童ポルノは、明らかに実写ものです。
○学生くらいのリアルの少女にあられもないことをするものです。これは行為そのものが非人道的で、人権を侵害しているので聞く耳持ちません。
猥褻な図画とひとくくりにしてしまうと絵などの二次元的なものも含まれてしまいます。
そもそも二次元オタにとってはリアルは性の対象ではないので、それが少女であろうが熟女であろうがまったく関係ありません。orz...
満員電車の痴漢オヤジや繁華街で○学生をカネで買っているオヤジが自宅のパソコンで「はじるす」や「はじいしゃ」をやっているとは思えないのですが。
エロマンガエロゲーを規制して未成年が被害者となる性犯罪の現象というシナリオというのは今ひとつピンと来ません。
むしろ、タブロイド判のエロ夕刊誌を規制した方がずっと効果は高いですよ。
電車でアレを読むオヤジの神経はたぶん一生理解できない。理解できなくてもいいし、したくない。
そういう意味では、タブロイドオヤジは欧米的な児童ポルノを嗜好としているので大いに取り締まってやってもらいたいです。


もし法律を制定するのであれば逃げ道は残しておいてもらいたいものです。
タバコも20歳になればTPOをわきまえさえすれば堂々と吸うことができますし、ギャンブルも公営ギャンブルであれば合法です。違法ドラッグについても、医療では使用が認められているものもあります。
児童ポルノの場合、図画を二次元創作限定にして、購入は免許制度にするというのはどうでしょう。
あるいは、医者の処方箋をもらってエロゲーエロマンガを購入するというもので。
もちろん、医者は精神科。orz...
エロマンガ家やエロゲーメーカーは免許制で、厚労省あたりの認可が必要。
単価は上がるけど、それでクリエイターが潤って、エロゲーの発売日が守られるならそれもまたありかも。


あー。妄言ですよ。妄言。