やっぱり去年より2クールのアニメが増えているっぽい

先日は中途半端なデータで変な結論を出してしまい失礼しました。
やっぱり相対的に比較しないと意味がないので追加調査をしました。
1クールアニメと2クールアニメの傾向を掴めばいいと思ったので、調査方法は次の通りです。

  • 1クールアニメと2クールアニメのみを調査(3クール以上は除外)
  • 四半期のはじめ(1月、4月、7月、10月)に開始されたアニメのみ
  • 期間は2004年10月から2007年7月までの3年間
  • 追加で調べた分については制作会社は調べていない
  • あいかわらず集計に漏れやミスがありそう・・

おおむね予想通りの結果が出ました。

期間 1クール 2クール 合計(作品数)
2004/10〜2005/7 40(56.3%) 31(43.7%) 71
2005/10〜2006/7 55(60.4%) 36(39.6%) 91
2006/10〜2007/7 44(47.8%) 48(52.2%) 92

数字は作品数で、かっこ内の数字は1クールと2クールの合計に対する割合です。
ということで、どうやら去年が特別に1クールアニメが多かったようです。


実は、今回の調査は四半期ごとに調べてあったので、四半期ごとのデータを出すこともできます。

期間 1クール 2クール 合計(作品数)
2004/10 15 10 25
2005/1 10 4 14
2005/4 7 10 17
2005/7 8 7 15
2005/10 8 12 20
2006/1 15 1 16
2006/4 22 20 42
2006/7 10 3 13
2006/10 12 17 29
2007/1 9 4 13
2007/4 9 23 32
2007/7 14 4 18
2007/10 ? ? 29

2006年以降になると、1月、7月開始アニメが少なくなり、4月と10月開始のアニメが多くなってます。
また、4月10月開始アニメは2クールものが多い傾向にあるようです。
言われてみれば確かに覚えがあります。
四半期をむかえる前にいつも新番組の録画予約を設定するのですが、1月7月は4月10月からの2クールものが多いので終わったのを削除して新番組だけを追加したほうが早いけど、4月10月は全部削除して2クールものもあわせて登録し直した方が早かったです。

2006年4月アニメでそれが逆になっているところを見ると、いかに2006年は1クールアニメが多かったかということが伺えます。
まとめると。

  • 2006年の1月〜7月まではやたら1クールアニメが目立つ
  • 2006年4月はアニメが急増
  • 最近は4月10月は2クールものが多い
  • 1月7月は4月10月の続きをやっているので新番組が少ない

2005年の下半期頃に萌え株のプチバブルがありましたが、それの影響で2006年の初頭に急ごしらえの1クールアニメが濫造されたと見れなくもないです。
今年になって生産力はそのままで、生産性のよい(と思われる)2クールにシフトした感じ。というか元に戻ったという感じなのかも。