「ムネモシュネの娘たち」がおもしろい

ムネモシュネ、かのこんTo Loveると最近エロ路線まっしぐらで第二のピンクパイナップルをめざしているんじゃないかという噂があるのかないのかよくわからないXEBECですが、XEBECはピンクパイナップルと違って制作がしっかりしてるのでいずれも見ごたえのある作品になってます。それなりに。
特にオススメなのがムネモシュネです。
ムネモシュネなんて1時間枠で作っているのですが、1時間(正味45分くらい)のフィルムを1か月ごと放送にきっちりあげてくるし、それでいてクオリティが落ちることもありません。
XEBECは実質3本(2.5本?)回している状態にもかかわらず、バランス良くクオリティを維持しているあたり、制作能力の高さが伺えます。


ムネモシュネの話でした。

Mnemosyne―ムネモシュネの娘たち―(2) [DVD]

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昨日は5話を放送したのですが、回を増すごとにおもしろくなっていきます。
作画や演出もいいのですが、それを差し置いて展開がおもしろい。
脚本が大野木寛さん。マクロスエウレカといった名作を世に送り出した超ベテランの脚本家さんです。
ちなみにマクロスFには関わっていません。
その脚本を十分に生かしているのが監督のうえだしげるさん。
テイルズオブエターニアエレメンタルジェレイドの監督を経験されてます。
いずれも世間では微妙な評価となってますが、緩急のついた展開で私は好きでしたよ。


今回のムネモシュネでは大野木さんの脚本はプロットがしっかりしてるし、展開も凝ってて引き込まれます。
ムネモシュネって、最初の方を見ていると何が起きているのかよくわからないんですよね。おそらく毎回あえてそういう脚本にしてあるんだと思います。
何が起きているのかよくわからないけど、見ているうちにだんだん状況がわかってくるんです。そいで気がついたらクライマックスを迎えていると。
おおむね脚本の巧さが目立つのですが、それに加えてコンテも巧い。場面の切り替えがメリハリついててテンポいいし、視聴者に考えさせる余地を与えない。もちろんいい意味で。
エロもちっとも媚びてない。必要な場面に必要な量のエロを投入している感じ。品の良いエロ。作品を際立たせるために欠くことのできないエロ。むしろない方が不自然なエロです。


次回でついに最終回。
5話の終わりにかけてすごい展開になっていたので次が気になりますね。
今回の5話では「お水ちょうだい」がなくなってしまったのがちょっとガッカリ。