セキレイ 10羽

久しぶりに福田道生さんの職人芸を見たなぁ。
これまで出てきた登場人物の相関関係を視聴者に整理してあげるような内容になってて、いかにも福田さんがやりそうな仕事。
場面を頻繁に切り替えて話を進ませる方法を取ってます。これは脚本のとおりなのかそれとも福田さんがいじってるのかよくわからないけど、こういうところは福田さんの特徴が出ていて、しかも抜群に巧いです。
圧巻は終盤の宴会の翌朝から最後までの3分間。ここに約5シーンが詰め込まれています。1シーン平均36秒。いずれも印象に残るシーンになってて、いい仕事してます。
福田さんがコンテをやるときは、よほどでない限り演出や作監が変わってもきれいに特徴が現れるのですが、いったいどういうコンテを切っているのか気になります。ぜひ実物を見てみたいものです。