GUN×SWORD 小説版

うわー、マジで年内出ましたよ。

意外にも角川スニーカーからの倉田さんの本ってこれまでなかったんですね。


構成は、ウェンディとカルメンとヴァンの短編が3つ入ってます。
ウェンディはミハエルバカアニキがいちゃつく話。
かといって、妹萌えとかブラコンというわけではなく、そのへんはうまいことブレーキかけながらまじめな兄妹愛を描いたようです。
カルメンは駆け出しの情報屋だったころの話で、今の性格が形成される鍵となるエピソードだそうです。
ヴァンの短編は「平成天才ガンソードさん」ということで、どうも倉田さんの脳汁小説のようです。
最近だと、こういうのがひとつないと倉田文章を読んだ気にならないのはだいぶ偏った認識だなぁ。
おそらくそれは読む側の照れ隠しなのかもしれない。
挿し絵は表紙は木村貴宏さんだけど、中は植田洋一さん。
表紙もキムタカ絵にしてはちと迫力が足りないかな。
装丁も神宮司さんじゃなかった。


私は倉田さんの遅筆に負けないくらい遅読なので、年明けに読み終われば御の字ですかね。
あとがきはフツーでした。
くやしいくらいフツーでした。
11月1日から発売日が延びたことについても言い訳なしですか。
言い訳しないというのはある意味男らしい。いや、ちと意味合いが違うな。


GUN×SWORDの最終回ですが、他の人たちの感想を見ると、それほど評判悪くないみたいですね。
納得してないの俺だけだったのかなぁ。
まとめ方としては悪くないけど、表現方法としてはいかがなものかと思いますけどね。
倉田さんも谷口監督もあれだけたくさん作品を作っていればひとつやふたつ、そういうのもありますよってことで。


次はR.O.Dの11巻ですか。
11巻は3月までに出ればいいなとか思っていたけど、早くも12巻の告知も書かれてますよ。
http://dash.shueisha.co.jp/whatnew/index.html
なんだか倉田さん、生き急いでませんか。