バトルアスリーテス大運動会(TV版)

スタジオオルフェをヲチするニッキを自称しておきながら、正直に申し上げますと見ていませんでした。
大運動会の放送時は田舎で野山を駆けめぐっていたので放送見ていなかったのですよ。
とはいっても、田舎にいたときからオタクやってましたけどね。orz


大運動会はCSで再放送やっていたけど、気づいたときにバックでやっているのを見ている感じで、集中して見ていたわけではありません。
部分部分で見たような記憶もあるのですけど。


まったく、俺はなぜこの作品を今まで見ていなかったんだろう。
率直なところ、OVAよりTV版の方が断然おもしろいです。
現在のところ、約1クール分見終わりました。
昨日はだらだらと4話までみて、寝る前にもう1話のつもりで5話を見たら、さあ大変。
そのまま6話まで見ちゃいましたよ。
そして、今日は家に帰って野中さんのCDを聞く間も惜しんで続きを見ていました。


5話から8話までのあかりと一乃の入り交じる感情の描写が圧倒的。
非常に内容が濃い。
4話までは倉田英之さんが脚本を書いていて、いつもの脳汁展開なのですが、5話から雰囲気をガラッと変えて来ましたよ。
30分のアニメなのに60分の長編を見ている感じで、時間を忘れて見入ってしまいました。
倉田さんは女の子がイチャイチャする話が大好きなんだけど、「親友」というキーワードを過剰に(いい意味で)演出し、非常に男臭い友情劇が繰り広げられます。


5話ではあかりをグーでなぐったり、暗い展開に持っていくのですが、ここの脚本は黒田洋介さんが担当。
倉田さんもライナーノーツで書いてあったけど、こういう展開での心理描写は黒田さんのが圧巻。
でも、6話であかりの実家でのどつきあいは倉田さんの脚本部分だけど、負けず劣らずよい描写でしたよ。
7話でまた黒田さんが脚本をかいているんですけど、ここで今度は一乃の葛藤が出てくるわけです。


客観的に見ると、黒田さんが暗い展開に持っていき、倉田さんが元に戻すという役割分担。
「女の子が傷つくシナリオは書きたくないよー、黒田さん書いてよー」と倉田さんが弱音を吐くので、黒田さんが代わりにそのへんの脚本を書いたって感じ。(たぶん違いますよ)


5,6話はあかりパート。7,8話は一乃パートだったわけですね。
ついでに9,10話はジェシー


スタッフでは、8話の重要なシナリオでは水島精二さんがミズシマセイジ名で絵コンテ・演出を担当しています。
半分の月がのぼる空のキャラデザと総作画監督をやっている小原充さんが頻繁に原画でクレジットされています。
へらくれすの小船井充さん(おぶないさん)も健在。


おぶないさんってなんか引っかかるなと思ったのですが、天地無用!でよくクレジットされていましたね。
「おぶないみつる」でクレジットが出てくると非常に印象的なので、頭の片隅に残っていたようです。


音楽が周防義和さん。
シャーマニックプリンセスとか忘却の旋律などのエキゾチックでミステリアスな楽曲が特徴。


制作がOVAでは童夢だけど、TV版は違うというのは、たぶんOVAと同時進行だったためかと。
OVAでは越智信次さんがよく作画監督とかやってましたけど。
両者、あまり作画に開きがないのはすごいなぁ。


声優さんという点でも見どころありますよ。
ジェシー伊藤美紀さんとか。かみちゅ!では天然なママンでしたけど。
川田妙子さんはここから久ちゃんってことなんですかね。
田村ゆかりんと水野愛日さんが毎回レギュラーで名前の無い役をやっていますね。
OVAでもオペレータ役とかで出ていましたけど。
俺のゆかりんプラグインが完成したのはダイガードあたりだったので、これはその前の作品です。
声の特徴とか全然変わってないですね。


続きはまだ見てないので、ぼちぼち書いていきます。