夢使い

確かに思ったよりはおもしろいのですが、植芝理一のマンガってガキの頃のトラウマなんですよ。
アフタヌーン買ってて、ディスコミュニケーションとか読んだ世代ですよ。


オカルトものってのは、男女問わずオタクの通過儀礼なのですよ。
特に80年代から90年代にかけてのオタクは、東京BABYLONとか孔雀王とかカルラ舞うとかWINGS系のマンガとかでのオカルトが盛んでした。
九字切りは常識で、読経できたり梵字が書けたりといった、万国びっくり人間みたいなオタクがたくさんいました。
かく言う俺も、サイレントメビウスで出ていたお経みたいなのを暗唱するという、今となっては忘れてしまいたい、痛い特殊技能を持っていましたが。orz...


そもそもオタクというのはケンカが弱かったり、いじめられっ子だったり、友達が少なかったりすることが多いので、人外の力を求めたり、輪廻転生や夢に運命を委ねたりといったことに魅了されてしまう基盤が整っているので、オカルト方面に走りやすいのではないかと。


でも、イジメとかは社会に出る頃にはほとんどなくなり、現実に直面し、運命は自分で切り開くものだということに行き着くと、オカルト方面への興味も自然消滅していきます。
まぁ俺もそのクチですよ。
後に残るのは、痛くてほろ苦い思い出です。orz


ディスコミュニケーションを連載していた頃が、まさに俺がサイレントメビウスとか必死に読んでいた頃で、今になって植芝氏のマンガとか言われると、当時のことが思い出されて古傷をえぐって塩を塗ったくられた気分です。orz


そういえば、最近そういうオカルト系のマンガって減ってますね。
パッと思いつくのでは犬夜叉くらいしかないや。


話が逸れた。
そういう痛い思い出がなければ楽しく見られたと思います。
真堂圭さんのお子様キャラもよかったです。
あとひとり、OPにでてきている人がまだ出てきていないので、そこまでは続けてみようと思いました。


それと、録音エンジニアでゴールドフィンガー名倉靖がクレジットされていました。