東京アンダーグラウンド 7,13.21話
またまた京都アニメーション制作分。
京アニの下請け時代、ぴえろのお仕事が多かったみたいですが、これもそのひとつ。
比較的最近の作品なので、現在の作風が色濃く表れています。
7話は絵コンテ・演出が武本康弘さん。作画監督が荒谷朋恵さん。
原画以降の制作の多くを海外に出していたみたいで、演出補佐と作監補佐に現地の方も入っています。
アバンタイトルが朝のシーンなのですが、入射光でハレーション出したりと京アニが好んで使うパターン。
あと、こういうアングルも京アニっぽい。
ちなみに、お子様の左のお兄ちゃんが小林沙苗さんで右の妹が下屋則子さん。
13話は絵コンテ・演出が荒谷さんで、作画監督は上野真理子さん。
この回はシリアスなシーンが多いので7話みたいな大胆な演出はありません。
21話は13話と同じく絵コンテ・演出が荒谷さんですが、作画監督が米田良明さん。
13話と違ってインターミッションの回なので、演出もいろいろと挑戦してます。
動きがコミカルでよく動きます。
3話数とも原画より先の工程が海外がほとんどなのですが、よくできてます。
ついでに、おととい書いたキディ・グレイドの絵も撮ったので貼ってみる。
まずはAパート終了直前のロリっ子ふたり。
左のロリっ子はカネトモで、右はご存じリュミエールさんで平野綾さんです。
なぜここでロリっ子なのかというと、俺の趣味だからという赤裸々な話はどうでもいいとして。orz
この噴水のシーンでは、背景の噴水がデジタル処理されています。
この直前でも水に浸かっている足が水に揺らいでいるところも忠実に描かれてます。
噴水の水のデジタルは正直なところイマイチなんですよ。
動画で見るとわかりやすいのですが、大粒の水滴がボロボロと落ちている感じで。
このへんはAIRで技術が向上するので見比べてみるとおもしろいかも。
続いてBパート開始直後くらいのあたり。
光の加減についてはいまさらですが、前にお子様ふたりの頭をわざと見切れさせるという演出。
見切れている部分にはフォーカスがあたることはありません。
AIRとかフルメタとかハルヒでもこういうシーン多いです。
見切れキャラがフレームの外から登場するパターンとかはじめからフレーム内に収まっているパターンとかいろいろありますけど。
もっとダイナミックにフォーカスをいじる手法もよく使っていて、この話数ではAパートでエクレールが暴動を鎮圧するところとか、Bパート終盤での軍が市民に発砲してパニックになるシーン。
このへんは静止画で見てもしょうがないので動画で見てもらいたいところ。
といった感じの演出は京アニ特有というよりは武本さんとか山本寛さんがよく使う印象が強いです。
キディ・グレイドと東京アンダーグラウンドの京アニ制作分を通して、武本さんの作り出すフィルムの雰囲気がだんだんわかってきました。
あとは武本さんに涼宮ハルヒに登場いただくのを待つばかりなのですがよく考えたら、フルメタTSRのOVAを作っているんですよね。
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