読書感想 ジェミニナイブズ

ジェミニ・ナイヴ―C列の少女たち (メガミ文庫 (008))

ジェミニ・ナイヴ―C列の少女たち (メガミ文庫 (008))

だいぶ前に紹介したやつ。
イリヤの原作が読み終わったのでようやく読み始めたのですが、読みやすくてスイスイ読めちゃいました。
表紙からしていかにもキディ・グレイドな感じなのですが、たしかにいかにもキディ・グレイドな感じでした。
キャラの性格とかは全然違いますけど。


アニメではなく文庫本ですがgimikとしてはいつもの3人が役割分担して1冊の本ができあがっています。
スクリプトきむらひでふみさんで、キャラデザが門之園恵美さん。挿絵は後藤圭二さんです。


アイドルとマネージャーが裏稼業でESメンバーみたいなことをやっていて銀河を飛び回るというお話です。
1巻についてはアイドル稼業についてはほとんどふれられず、裏稼業の傍らアイドルやっているって感じ。
若干キディ・グレイドの焼き直しな感もありますが、世界考証はしっかりして壮大なスケールを感じさせられました。
きむらひでふみさんはこういうスペースオペラものが得意なんでしょうね。
ミトの大冒険の脚本も書いていたみたいだし。
そして、俺はこういうスペースオペラものが好きなんだなということを改めて認識させられました。
星界のシリーズもよかった。


星界といえば、ジェミニナイブズに暗号化言語の話が出てきましたけど、これって星界の作者である森岡浩之さんの短編集の「夢の樹が接げたなら」にもそっくりなのが出てきます。

夢の樹が接げたなら (ハヤカワ文庫JA)

夢の樹が接げたなら (ハヤカワ文庫JA)


森岡さんの短編集ですが「スパイス」という話がサイコな感じで凄いです。
マジで凄い。夢に出ます。
ヘタレな人は精神がやられるので読まない方が身のためです。
俺はやられた。


話は逸れましたが、ジェミニナイブズのアニメ化を希望。
というかgimikの活動再開希望。