Kanon 第5話 魔物たちの小夜曲

朝から2回も見てしまいました。


演出・コンテは武本康弘さんかと思いました。
真琴がドアを蹴破って祐一の部屋に入ってくるあたりでだいぶ確信していたのですが。
まだまだのようです。


祐一が真琴のフロに闖入するところとか、昼飯で舞にしゃべらせるところとかの絶妙な間の取り方は確かに山本寛さんの得意とするところです。(フルメタTSRの6話とか)
個人的には舞のセリフはもう少し焦らしてもいいかなと思ったのですが、AIR美凪のときでもコメンタリーで言ってたけど、あまり間を取ってしまうとコンテが厳しいのかもしれません。
いろいろ考えてあの間がベストだったのでしょうね。素人の私が言っても全然説得力ないけど。
2回目であらためて見直してみると、Aパート終わりでの栞の登場シーンでのフォーカス固定でキャラを動かしたり昼食シーンで舞にフォーカスしながら祐一と佐祐理の会話が進むところとか、基本に忠実な京アニ演出です。
武本さんと勘違いしたドアを蹴破ってくるシーンも2回くり返すあたりは山本さんらしいです。


作画監督高橋博行さんでした。
これはまったく予想外。
京アニでも武本さんに次いで古株の方なのですが、原画や設定などではよく見かけても作画監督はほとんどなさらない方なのでちょっと驚いています。
メリハリが効いているのでクリスさんの画の印象を思わせながらも、やわらかいタッチが印象的。
もっと作画監督もやってくれたらいいのになぁ。