Kanon 第6話

演出が際立つ回でした。
ああいう演出は山本さんか武本さんのお家芸なのですが、前回山本さんだったので武本康弘さんが正解。
食卓のシーンで手だけ出てくるあゆとか、映画館でのあゆの動きとか、祐一と別れるときのヒュードロドロのときのあゆの動きとか。
今回はあゆをいじりまくりのすばらしい演出でした。


演出と同じくらい注目したいのは作画。
作画監督堀口悠紀子さん。
線がやわらかいのが特徴。演出スタッフよりも先に気づきました。
武本さんと堀口さんの組み合わせは涼宮ハルヒの憂鬱の「射手座の日」に遡ります。
線がはっきりしているのが多い京アニの作画スタッフの中においては特徴的です。
ミもフタもない言い方をすると、堀口さんの書くキャラは「かわいい」のですよ。ややデフォルメがかかってて。
ある意味、ハルヒではオリジナルのいとうのいぢに一番近いタッチかもしれません。
ニュータイプ9月号のハルヒ特集の扉絵を描いています。この絵については賛否が分かれそうですが、私は嫌いじゃないです。
堀口さんといえば、らき☆すたでキャラデザを担当される予定になっていますが、これ以上ないくらいぴったりの人選。
6話の作画を見ながららき☆すたに思いを馳せるのもいいかもしれません。
早く堀口さんのらき☆すたキャラを見てみたいものです。


映画館のシーンで祐一とあゆのセリフに映画の音声をかぶせるのは名倉靖さんによるゴールドフィンガーの見せ所。
あとで映画のセリフだけ聞いてみよう。