年末年始 J.C.STAFF祭り

フタを開けてみると年末年始は特番回避でJ.C.STAFF関連ばっかり見てました。

あさっての方向。

地上波の録画を失敗してBS-iと並行して見ていた『あさっての方向。』を年を越す前にようやく見終わりました。
9話まで見ていたので、10話から12話までを一気見。


10話で砂浜に書いた相合い傘の「かずひろ、めぐみ」ってのは『よみ空』ですか。監督とシリーズ構成同じだし。
元に戻るところはちと強引だなぁ。
いっそのこと今回では元に戻さずに、第二期シリーズで元に戻るエピソードをやるというのでもよかったんじゃないかなぁ。
あれで終わらせるのはもったいない。
とはいえ、2学期がはじまっちゃうから早く元に戻さないとダメだったんだろうな。


小林七郎さんの背景美術と光宗信吉さんのピアノBGMがよくあいます。
小林七郎さんの背景画はあえてディテールまで書き込まずに水彩画のようなマイルドな感じが特徴。
細かいところまで書き込む草薙とはベクトルが違いますが、今回のような作品ではぴったりです。
シムーン小林七郎さんでしたが、あれは失敗ですよね。
3DCGを駆使した作品ではミスマッチです。


光宗信吉さんは『スピードグラファー』とか『ゼロの使い魔』もやってるけど、こういう作品が一番あっていると思います。
J.C.STAFF作品が多いけど、ローゼンメイデンとかもやってます。

ちっちゃな雪使いシュガー

年末に買ってたDVD-BOXを年が明けてから視聴。
シュガーのTVシリーズは2001年10月から2002年3月までで、すでに5年以上経っているコンテンツですが、まったく色褪せることはありません。
BOX発売日翌日の秋葉原で軒並み売り切れだったのもうなずけます。(今では再入荷してます)
この作品は今の子供たちにもっと見てもらいたいです。
サガとシュガーがお互いに成長していく様子は見ていてあったかい気持ちになれます。


実はシュガーも背景が小林七郎さんで、音楽が光宗信吉さん。
本作の舞台の石畳の街にこれまたぴったり。
小林さんと光宗さんに注目した場合、遡ると少女革命ウテナにたどり着くようです。
光宗信吉さんといえば、ピアノが特徴的。
シュガーでは作中でピアノを弾くシーンが多く登場します。ウテナでも「光さす庭」という有名なピアノ曲があったりします。


あさっての方向。』で総作画監督をやっている長谷川眞也さんもシュガーでOPや本編の原画に頻繁に登場してます。
後に木村真一郎監督のもと『かりん』のキャラデザを担当する中山由美さんも。


こんな感じで数年前の作品を見たりすると再発見があっておもしろいです。