涼宮ハルヒの憂鬱 DVD最終巻
さっそく買って見ました。
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/01/26
- メディア: DVD
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あるかないかわからない続編に期待ということで。
まずはフルアニメーションEDについて。
発売前から大々的にプロモーションしていたこともあり、けっこう期待していたのですが、どうも期待が大きすぎたようです。
はじめて見た感想としては「ふーん、こんなもんか」といった感じ。
でも、じっくり見てみるとめちゃめちゃ芸が細かい。
フルアニメーションというとちょっと語弊がありますが、よくぞここまで動かしたなと。
コマ送りで見てみるとわかります。
「ふーん、こんなもんか」と思ったいくつかの原因。
放送版のダンスパートはサビの見せ場のところなので、追加シーンはちと派手さに欠けます。
かといって、追加シーンのパートを派手にしすぎると今度は現実味が薄れてしまいます。実際のアイドル歌手は歌い出しの部分とかはあまり派手なダンスはしませんよね。
でも、おとなしい映像だとユーザは単純に「期待はずれだった」とがっかりしてしまいかねないわけで、バランスとって折り合いをつけたのがあのフィルムということなのでしょう。難しいところですよね。
個人的にも「ちょっと物足りない」というのと「画面がうるさすぎた。目がチカチカする」の相反する2つの感想を抱いたわけでして、つくづくわがままなユーザだなと思う次第で。
「目がチカチカする」という意味では、放送版の静止画をはさむのは、目を休める効果とメリハリをつける効果があったのかもしれませんね。
あらためて見直すと、放送版EDでのカットの切り方も絶妙のタイミングだったわけでして。
加えて、放送版の未完成なダンスパートはカットされた部分のダンスを自由に想像することができたけど、完全版が出たことによって自由が奪われてしまいました。
想像と違ったという人もいたかもしれません。
静止画をはさんだのは、ユーザに想像させる効果もあったのかも。
演出の山本寛さんが12月9日の枯山水の御記帳で次の言葉を引用しています。
実際には多くの場合、暗に示す方が強い印象を残す。観客の想像力に委ねられるからだ。
観客の想像力を信じられないなら監督をやめた方がいい。
奥が深い。
注意点として、このケースでの想像というのは「完全版のダンスはきっとこんな感じに違いない」という類の想像ではなく、完全版を見たあとの感動している自分を想像していたわけで。
フルバージョン絵コンテからは前者の想像もあったかもしれませんけど。
2番までの完全フルバージョンのものを作ったらまた話は違ったかも。間奏も増えるからダンスの見せ場が増えるし。
映像特典の2つ目はいつものメイキング。
最終巻ということで、木幡の京都アニメーションへ平野綾さんが見学に行ってました。
本社とスタジオへ。
なんだかオシャレな建物。内装もオシャレ。
石原監督が案内役。
山本寛さんはスタジオにいました。池田晶子さんや門脇聡さんも登場。
5月に訪問していたようですが、ライブアライブと射手座の日の制作が進行している様子でした。
平野さんは池田さんから手書きイラストをもらってました。
いいなぁ。
黒井さん(猫)はスタジオのほうでゴロゴロしていました。