前髪の型抜き

いくつかのパーツの型は使えなかったので、取り直し。
一度にいくつかの型を抜くのはリスクが高いので、ひとまず前髪パーツだけで挑戦。
粘土を使った両面型抜きは懲りたので、もっと楽をしようと考えまして。
シリコンをビーカーに移し硬化剤を混ぜて原型に流し込むのが普通の手順。
逆転の発想で紙コップにシリコンを移して、硬化剤を混ぜて原型をつっこめば型が取れるんじゃないかと。


まずは原型の準備。
ワリバシに両面テープで原型をくっつけます。

そのままシリコンを流し込むと、ワリバシの繊維の間に染みこむのでマスキングテープを巻いておきます。
それをシリコンを入れた紙コップに突っ込みます。

ワリバシをもう一本用意して、はさむようにするのがコツ。
今回はけっこう硬化に時間がかかりました。

側面がゴワゴワなのは、一部固まる前に開いてしまい、再硬化させたため。
あとは適当に切れ目を入れて原型を取り出します。けっこう雑に開いても大丈夫です。
どっちが前だかわからなくなってしまい、取り出すの苦労しました。
ワリバシにどちらが前なのか書いておくことをおすすめします。


あとは、適宜ゲートを広げたりして、型を取ったときと同じ紙コップにそのまま入れて、今度はキャストを流し込み。
そしてできあがり。

髪の毛の先とかはキャストが完全に流れていかないので気泡になってしまいました。
パテで埋めないといけません。


いろいろ考えてこの方法を思いついたのですが、なんか引っかかると思ったら、これと同じ方法はすでにフィギュアマニアックスのvol13でマザーファッカー先生が紹介してますね。
みんな同じようなこと考えるんだなぁ。
とりあえず、時間も省略できたし、複製も完了。
この調子で残りのパーツも複製してしまいたいですね。