松井似のプロデューサーの話を聞いてみた

こりゃ難しい。
問題が複雑過ぎです。素人が口出ししていい問題じゃありません。
川瀬Pの言い分は至極まっとうなのですが、この問題をうまく整理して理解できる人が果たしてどれくらいいるんでしょう。
そのうえで前向きな議論ができる人ってどれくらいいるんでしょう。私には自信がありません。


動画共有サイトの批判に言及した記事が目についたこの話題でしたが、聞いてみればプロデューサーの仕事について話ということでかなり参考になりました。
ただ、やはり気になったのはDVDが売れる売れないの話。
DVDが売れないとサプライヤーが儲からないのでアニメーターが食っていけないと言っていましたが、確かにDVDの売上はアニメーターの給料になっているのだろうけど、おそらく今のシステムではDVDが売れようが売れまいがアニメーターの給料って固定ですよね。
別に揚げ足をとっているわけではなく、やっぱりDVDがたくさん売れたらアニメーターさんにも還元して欲しいと思うわけですよ。
1カットいくら、1枚いくらのアニメーターさんにとってはDVDがいくら売れようと関係ないんじゃないかと。


もうひとつ気になったのは、DVDの売上がテレビ局や広告代理店に払われるという話。
代理店は何をやってるのかわかんないのでおいといて、テレビ局です。
TVで見ておもしろかったからDVDも買うってのなら、放映してくれたテレビ局への感謝という意味も込めて金が出て行くのは(根本じゃ納得してないけど)まだ納得できますが、放送地域外で見られなかった人は何のために金を払っているのかうまく説明できません。


そんなわけで、プロデューサーの人たちにはもっとがんばってもらいたい。
中間搾取とか既得権益にたかる人たちをかわしつつ、少しでも多くの金をアニメーターに配分してもらいたい。
そのためだったらプロデューサーはもっと高い給料をもらっててもいいと思います。自分でできないなら専門家を雇うとかして。
そもそも、アニメはテレビ局や代理店にナメられすぎですよ。芸能界とかに比べるとチョロいもんだとか思われているのでは?
とにかくなんらか成果が出るといいです。