REX 4月号に武梨えり・山本寛・倉田英之の対談が載ってた

アンテナに引っかかったので「かんなぎ」の公式サイトに行ってみたら、地味に更新されていましたよ。

08/03/19
ComicREX 4月号(3/9発売)に、武梨えり先生×山本寛監督×倉田英之氏のスペシャル鼎談掲載中!

店頭でREX4月号の表紙をチラ見したけど、ビニールがかかってて立ち読みできないのであきらめてスルーしてましたよ。
発売日から10日もすぎてしまいました。こういう大事なことはもっと大きく書いてもらいたい。
・・いや、こういうところに興味を持つのはごく少数派なのはわかっているんですけどね。商業主義なんだからしかたがないですよ・・


さっそく買ってきて読んだわけですが、この対談自体が夢の取り合わせです。
長いことアニメオタクをやってきてこんなに幸せなことはありません。次の日仕事があるのに眠い目をこすりながらも毎週欠かさずチェックした深夜アニメ、数え切れないほどの声を耳に刻んだダメ絶対音感、うずたかく積まれたDVDやDVテープの山、新作CD/DVDのチェックのために毎週通ったヤマギワソフト、さまざまな苦労が報われました。オタク続けててよかった。
脱オタして普通に家庭を持って子供の成長を見守るような幸せな生活を送っていたら絶対に味わうことができない幸せですよ。
・・・あれ?


さて。
山本さんが京アニで演出を続けていたら、監督をやることはあっても倉田さんが脚本というのはまずなかったでしょう。
京アニがこの先生きのこるんだったら脚本をなんとかせんといかんところなのですが、そのへん3年前からちっとも変わっていません。仮にリトバスが1年後くらいにアニメ化したとしても、おそらく変わってないんだろうなぁ。
山本さんが京アニ在籍中には、しばらく京アニにいてもいいけど、あまり京アニに縛られずにいつかはいろんな人とアニメを作って業界を盛り上げて欲しいなと思っていたのですが、きっかけはどうあれ現在がそんな状況になっているのは因果なものを感じさせつつ結果オーライ。
脚本家もそうですが、個性的なアニメーターやセンスのよいデザイナーといっしょに仕事したりして、アニメを盛り上げていって欲しいです。
子供の成長を見守るのはあきらめるのでアニメの成長を見守ることにしますよ・・


話が逸れた。
とりあえず、今回の対談は顔合わせみたいな感じで、ごあいさつ程度にお互いの印象みたいなのを語っていました。
普段饒舌な倉田さんがおとなしい感じで、山本さんのが饒舌でいろいろ語っていたようです。
倉田さんは同じREXで原作連載を持っていることもあり、「かんなぎ」の原作は知っていたようですが、山本さんは知らなかったようです。

山本:僕は原作物の監督をお引き受けするときは、ファーストインプレッションで決めちゃうんですよ。

おおっと。なにやらうっかり漏らしちゃいそうな勢いですね。
このひと言に含まれる矛盾点を考えるといろいろと妄想してしまいそうです。
山本さんが監督をやることについては楽しみな部分もありつつも、手腕については未知数。
演出家としての実力は実証済みなので、正直なところ監督作品よりも全話の演出やる作品のが見てみたいかもです。消極的なアプローチですが。
そう考えるとハルヒのシリーズ演出というのはうまくできてます。
監督という肩書きがつく前に、思う存分演出をやってもらって、その後に監督というのもありだったんじゃないでしょうか。監督をやりながら1話分の演出に全力投球できるものなのかなぁ。「その域に達していない」というのは「もう少し演出に専念してなさい」と置き換えると意外に納得できるかも。いまだにTSR6話の散髪シーンを超えるものが出てなかったりしますし。
監督は監督として楽しみなところもあるんですよ。ハードルは高いほど越えたときの満足度は高いわけですから。


というか、「かんなぎ」についてはむしろ倉田さんの方が心配です。最近仕事多すぎ。2003年頃の黒田洋介さんみたいな感じになってます。
大丈夫かなぁ。心配だなぁ。シリーズ構成だけってことにはならないよなぁ。


ちなみに今回のインタビュー記事はキャラ☆メルVol4にも収録されるそうです。

キャラ ★ メル 2008年 05月号 [雑誌]

キャラ ★ メル 2008年 05月号 [雑誌]

次号のREXでいよいよ「かんなぎ」のアニメイメージが発表されるようです。
キャラデザ・総作監などのスタッフが明らかになるかもしれません。ざんげちゃんのキャラデザだけ石浜真史さんがやらんかなぁ(妄想)