「著作権」じゃなくて「ネット権」?

インターネットWatch経由。
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/03/17/18834.html
角川が最近こっち方面でがんばっているみたいですが、正直難しいでしょうね。
法律の整備をしようとしたら、政治家の先生にがんばってもらう必要があるわけですが、今の時代はなんの見返りもなしに政治屋さんが動くわけではなく。
これをマニュフェストに掲げて選挙に有利になるかといえば、某巨大掲示板あたりで一時的に話題になるかもしれませんが、いかんせんそれを読んでいる人たちは選挙権を持ってないか投票会場に足を運ぶのが億劫な人たちが多いだろうから話題の割には得票には伸びないでしょうし。


そこでですね。ネット権を普及させることだけが目的だったら、ネット権を管理する外郭団体を作ってあげればいいんですよ。
文化庁天下り先として用意してあげるのです。そうすれば官僚が色めき立って政治屋さんに後押ししてくれるでしょう。
・・・あれ?


まぁ、文化庁に管理させると著作権と同じくなっちゃうだろうから却下ですよね。みんな文化庁とその外郭団体にウンザリしているわけですから。
そこで唐突に経済産業省の出番なのですよ。特許庁あたりの外郭団体にしてしまうのはどうでしょう。
総務省もいいかもしれません。最近、情報通信審議会でISPの帯域制御の話とかしているからタイムリーじゃないですか。
どっちにしろ、ネット権とか法整備するのであれば、どっかが管轄になる必要があるわけで、文化庁以外のところにやらせるというのもおもしろいかもしれません。
そもそも、暮れにかけて盛り上がっていた私的録音録画補償金やらダビング10の小委員会に、地デジを推進している総務省が参加していないのが不思議なのです。でも日本の縦割り政治のことを考えるとそれがふつうなんですよね。
ネット権についても経産省総務省あたりの管轄になって、文化庁を無視した縦割りで活動するといいと思います。というかそうなる可能性が高いでしょう。
曲がりなりにも「ネット」とついている以上は通信屋を巻き込んだ方がいいかもしれません。「デジタル・コンテンツ法有識者フォーラム」に通信事業者を入れた方がいいと思います。ちなみに通信屋は総務省の管轄です。