劇場版 空の境界「俯瞰風景」
密林から届きました。
というかすでに昨日届いていたのですが、ようやくさっき見終わりました。
劇場に見に行かなかったので初見です。
パッケージ | |
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タイトル | 劇場版 空の境界1「俯瞰風景」 |
発売日 | 2008年5月21日 |
価格(税込) | 7,875円 |
収録時間 | 49分 |
発売元 | アニプレックス |
特典仕様 | ハードカバーBOX仕様、サントラCD、パンフレット縮刷版、ピンナップカード、小冊子 |
音声仕様 | ドルビーデジタル5.1ch |
映像仕様 | レターボックス(16:9) |
監督 | あおきえい |
脚本 | 平松正樹(ufotable) |
キャラデザ・作監 | 須藤友徳、高橋タクロヲ |
美術監督 | 池信孝 |
色彩設計 | 千葉絵美 |
撮影監督 | 寺尾優一、松田成志 |
音楽 | 梶浦由記 |
音響監督 | 岩浪美和 |
キャスト | 坂本真綾、本田貴子、鈴村健一、田中理恵、藤村歩 ほか |
アニメーション制作 | ufotable |
製作著作 | 劇場版「空の境界」製作委員会(アニプレックス、講談社、ノーツ、ufotable) |
ufotableが劇場アニメを制作するということで、期待していました。
全部で7本制作するらしくて、毎回監督がちがうんだとか。
今回はあおきえい監督。
ufotableはいい仕事をするのですが、監督の人材が薄いのが泣きどころです。実力と実績では野中卓也さんくらいしか思い当たりません。まついひとゆきさんは最近ufotableから離れているみたいだし。
それで、今回はあおきえいさんに白羽の矢が立ったわけですが、あおきさんといえば童夢関連作品やGIRLSブラボーみたいな露骨な萌えアニメの印象が強すぎて、空の境界はいかにも畑違いな印象だったわけですよ。
ところがどっこい、これが意外にもうまくできてます。
画面構成も工夫が見られます。なかなか斬新なアングルだったり。
ufotable的な画面構成とも言えるかもしれません。
終盤の式のアクションシーンとかもかっこよさげですよね。
レイアウトと演出ではなかなかいいところを見せてもらいましたが、シナリオはもう少しそれらのレベルに追いついて欲しいかなと。もう少し視聴者の印象に残る場面が欲しかった。
もう少しメリハリ付いててもよかったかなぁ。イベント消化型のシナリオになってたような気がします。
とはいえ、十分よくできたシナリオでしたよ。今日日のテレビアニメのシナリオとは比較にならんです。コヨーテなんかよりもずっとよかったですよ。
こないだAT-Xで見たムネモシュネのシナリオがよかったのです。空の境界もあれくらい印象に残るものだといいんだけどなぁ。
映像特典で劇場用マナーCMが収録されていました。
ufotableといえばクレイアニメですよ。劇場アニメなのでエンディングが黒バックのスクロールだから今回はないだろうなと思っていたのですが、ちゃんとここでクレイアニメが登場。サービス精神旺盛だなぁ。
本作、制作がufotableということで、ufotableのいいところだけを取り入れたという巧さがありますね。社長をマネジメントに専念させたあたりが。
現場に入れるとアレがアレして(以下自粛)
梶浦由記さんの音楽もマッチしてます。音楽制作がアニプレックスですが、ビクター的にはありだったんですかね。
背景美術はスタジオイースターです。舞台は東京の日本橋川周辺。かなりリアルに描けてました。
ufotableなので背景は草薙かとも思ったのですが、R.O.Dのときもそうだったけど、草薙が忙しいときはイースターとか美峰に仕事がまわるみたいです。
このへんの3社はうまいですよ。似てるし。
2巻はいよいよ野中卓也さんが監督です。
野中さんのは期待大だなぁ。
3巻の小船井充さんというのも興味深いです。