やっぱりワンダーファームはすごいと思う

最近なにがつまらないって萌えアニメが少ないことですよ。
逆に多いのは女子アニメ。
アンジェリーク純情ロマンチカみたいな明らかに媚び媚びな腐女子向けもあれば、イタズラなKissやS・Aみたいな普通に少女マンガなものまで女子アニメはよりどりみどりです。ざっと4月開始だけでも5,6本あるんじゃないでしょうか。
1年前の4月開始では、せいぜい1,2本だったような気がします。このような女子アニメばかりの状況をいったい誰が想像したでしょうか。


そこで出てくるのがワンダーファームです。
最近、ワンダーファームの話を聞かないと思っていたら、実は腐女子向けコンテンツに注力していたんです。
代表的なものは、天使のしっぽに出てきた四聖獣をメインにしたセイントビーストをいうのを作っています。
ちなみに今ワンダーファームのオフィシャルサイトに行くと、ハンドメイド・メイ天使のしっぽの見る影もなく、いかにもな腐女子向けコンテンツであふれかえってますよ。
ワンダーファームは今ではすっかり腐女子コンテンツのブランド力を手に入れました。


ハンドメイド・メイ天使のしっぽなど、萌えアニメの黎明期を支えていたワンダーファームですが、市場に萌えアニメがあふれ出すと、ワンダーファームがウリとしているあからさまで媚び媚びな萌えスタイルはフォロワー戦略をとって後から参入してきた洗練された萌えスタイルを持ち合わせた作品に太刀打ちできなくなって、セグメントの変更を余儀なくされたのです。(たぶん)
そこでワンダーファームが次に目をつけたのが腐女子向けアニメなんです。(たぶん)
もともと卒業Mとかをやっていたこともあって、この分野は苦手じゃなかったようです。
しかも、腐女子アニメは未開のマーケットだったので、ワンダーファームが得意なあからさまな媚び媚びでも受け入れられるかもしれません。
腐女子はコンテンツに飢えていたに違いありません。
それまでのメインストリームはせいぜいドラマCDでしょうから。
アニメになって動いてくれさえすれば媚びていようがなんだろうが買っちゃうんでしょうね。
4月アニメが顕著ですが、腐女子アニメへの参入が相次いでいるので、ワンダーファームも次の戦略考えないといけないかもしれませんね。(たぶん)
次にワンダーファームが取る戦略が気になります。


今回は腐女子向けアニメですが、そもそも萌えアニメだってそうです。
ハンドメイド・メイ天使のしっぽのような洗練されていない媚び媚びアニメなんか売れるものかと思ったものですが、その後たくさん出てきました。
・・いずれもワンダーファームほどじゃなかったけど。


ということで、萌えアニメ腐女子アニメと2回にわたってヒットを的中させたワンダーファームは先見の明があるなと。
次にワンダーファームが取る戦略が気になってしょうがない。