旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。

人退(人類は衰退しました)を密林で買ったら、この本も読むといいよと親切にもおすすめするので購入してしまいました。

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

旅に出よう、滅びゆく世界の果てまで。 (電撃文庫)

確かに。おすすめされがいがありましたよ。
滅びゆく人類。そして名前のない登場人物というところに奇妙な共通点がある2つの作品でした。密林でおすすめされていたのもそういう理由でしょうか?
人退と異なる点としては、滅びゆく人類に取り残されていく世界の美しさや儚さがリアルな情景として表現されています。
章立てになっていて、章ごとに主人公の少年と少女が旅をする中での出会いと別れを経験していきます。水戸黄門みたいな感じで。
3章仕立てになっているので、3組の出会いと別れがあったのですが、どれも甲乙付けがたい味わい深いお話でした。


現在のところ1巻しか出ていませんが、続刊が出そうな終わり方だったのちょっと楽しみです。


総合評価はこんな感じで。
ストーリー:★★★★☆
プロット:★★☆☆☆
ダイアログ:★★★☆☆
表現力:★★★★☆


時間軸に沿ってストーリーが展開するので、プロットについては未知数。暫定評価ということで。


あと、挿絵がよかったです。萌え萌えです。