オーディオコメンタリーについて

涼宮ハルヒのDVDですが、これまた統計的な話でアレなのですが、コメンタリーが付く可能性は微妙な感じがします。
GENEONとかバンダイビジュアルとかはコメンタリーが付きやすいのですが、今回の角川エンタテインメント(角川ヘラルド?)はあまりそういうサービスはやっていないみたいです。
とはいえ、AIRを出したポニーキャニオンのように実績はないけどコメンタリー入れてくれることもあるので、角川にもそういうのを期待したいです。


さて、本題。
コメンタリーというと、大きく分けてキャストによるコメンタリーとスタッフによるコメンタリーの2種類に別れるのではないかと。
あるいはそれらの混合。


どちらもそれぞれの味わいがあっていいのですが、対象としている視聴者って違いますよね。
キャストによるコメンタリーは、比較的視聴者を選ばないものになっていると思います。
キャラに声をあてている人が出てくるわけですから、聞いている側もわかりやすい。
GENEONやバンダイビジュアルのコメンタリーはこのパターンが多いようです。
声優さんに加えて、音響監督や監督が出て来て、役作りの話をしてくれるとさらにうれしい感じ。
声優さんのコメンタリーは、劇中での声をコメンタリーでも聞けるという、声優ファンには一粒で二度おいしい構成ですが、反面、本編でも聞けるんだからコメンタリーはいいじゃないかという意見もあったり。
私の場合は、声優さんについては劇中でも情報量が多いので、コメンタリーにまで出てきてしまうと、さらに情報量が増えて妙なリアリティが出てきてしまうのが困ったものです。
声優さん本人の個性が強すぎたり、演じているキャラとのギャップが大きかったりすると作品を見る目にも少なからず影響を与えることになりかねないですし。それはキャストに限ったことではないのかもしれませんが。
ある程度視聴者の想像が介入する余地を残しておいて欲しいものです。


スタッフによるコメンタリーですが、視聴者の事前知識が必要になるため対象者が絞られます。
キャストに比べるとスタッフさんの情報量というのは非常に少ないですから。
そもそも絵コンテとか演出とかって何をやっているのかわからない人のが多いだろうし、監督といわれても、野球や映画の監督だったらメガホン持ってバシバシやってるイメージがあるけど、アニメだとそもそもメガホン使っているのかさえもピンと来ません。
作画についても、声優さんと違って誰の絵なのかというのはわかりにくいですし。
そういうわけで、スタッフさんの場合は声優さんに比べて情報量が少ないので、コメンタリーでいろいろ話してくれると、今後の作品への着目点も変わってくるし、いろいろ発見があります。すべてがそうだとは言い切れませんけど。
スタッフさんは情報は少ないのでそのあたりのネタをバンバン出してくれるとうれしいです。


アニメーション制作における演出や原画というのは、実写映画やドラマでは俳優さんの演技そのものじゃないですか。
実写であれば、俳優さんが演技してくれるけど、アニメの場合は登場人物全員にさせてやらなければいけないので、大変なお仕事ですよね。
もっとクローズアップされてもいいと思うんですけど。


続いて組み合わせ。
これも善し悪しがあるように思えます。

  • いい組み合わせ
    • 音響監督と声優
    • 監督とプロデューサ
    • 脚本家と演出家
    • 原作者と監督
    • 作画監督原画マン
  • 好ましくない組み合わせ

というか、俺が聞きたい組み合わせとマズーな組み合わせなんですけど。


ところで、オーディオコメンタリーってDVDを買う前に出演者情報って知っておきたいと思うのですが、パッケージを見ても出演者が書かれていないことが多いようです。
かみちゅ!のもそうだったし、AIRも初回版には書かれていません。


これも仮説なのですが、パッケージの発注時点でコメンタリーを録っていないため、誰が出演するのかを書くことができないのでしょう。
かみちゅ!の聞いててつくづく感じました。
コメンタリー入れることだけが決まっている状況であれば、副音声情報にコメンタリーが入っている程度のことくらいしか書けないというのはうなずけます。
はじめから出演者ありきでコメンタリーを企画すれば、パッケージに間に合うのでしょうが、その場合は出演者のスケジュール調整とかあるので、準備が大変そう。


なんだか調子にのっていろいろ書いたけど、今日の話も裏付けがないので、自慢げにいいまわると恥ずかしい思いするので気をつけてください。
恥ずかしいのは俺だけで十分ですよ。orz...