ゼーガペイン

積んでた分をようやく着手。6話分、一気見して追いつきました。
なんかの拍子で番宣見て、川澄綾子さんの声が聞こえてきたので見る気になったというのはナイショ。


メカもの苦手な私ですが、これはいけそう。
4話くらい見たあたりでも全然世界観を理解できなくて、やっぱり自分はメカものダメだなと思っていたのですが、今回の6話でようやくわかりましたよ。
そういう演出だったのですね。


夕方放送の子供向け番組ということなので、キスシーンみたいなところは寸止め規制のようです。
子供向け番組といいつつも、内容は難しいです。
世界観がかなり大胆な設定を設けてしまったことによる弊害ですね。
でも、よく考えられてます。
量子力学、コンピュータ理論、哲学、認知心理学などなど。
こういうのってお子様相手にはちとハードル高くないですかね。
パパママもお子様に「量子スピンって何?」とか「ニーチェって誰?」って聞かれても答えられないでしょうに。
このへんの話をまともに答えられるのって本当の学者か、マニアなオタクくらいでしょう。
とりあえず、お子様にはロボにのって刀振り回して銃を撃って、弾が切れたら拳でぶん殴る程度にみてもらい、あとはゲームが売れればいいねといったところでしょうか。


ちょっと話が逸れるけど、オタクが雑学詳しいのは、こういうのを通して覚えていくからなんだと思う。
特に物理と量子力学とオカルト方面。


内容についてはとりあえず、苦手なメカの話から。
この作品は、メカデザインで3人ものデザイナーが参加しています。
いずれも、ピンでひとつの作品をまかせてもおかしくないほどの手練れぞろい。
いかんせん、世界観が非常にめんどくさいことになっているため、これだけのメカニックをそろえて充分に世界考証を練っているのでしょう。
原作者の伊東岳彦さんもそういうの得意だし。


んで、メカニックトリオ。
プロジェクトB4でもメカ担当だった中原れいさん。
原作の伊東岳彦さんとも古いおつきあい。
神宮司訓之さんについては、いまさらうちでは言うに及びません。
柳瀬敬之さんについては、エウレカに参加。ガンダムとかでも出ている人ですね。


それぞれみんな微妙に守備範囲が異なるんですよ。いい集め方だけど、すごくもったいないな。(いい意味で)
メカ系デザイナー入れるといいのになと思う作品がたまにあるけど、そういうところに分けてあげたい気分です。*1
これだけの個性の強いメカ系スタッフが集まるのってガンダムを除いて現れないような気がする。


ここはひとつ神宮司マニアとしては神宮司さんのデザインしたメカをあててみたくなるのが心情。
GUN×SWORDのヴォルケインのデザインを見た感じだと、武骨な感じのメカだったので、ゼーガタンクあたりがそうではないかと思っているのですが。

*1:灼眼のやつとか