WHF神戸24

大阪に滞在していたので、ワールドホビーフェスティバルの神戸大会に行ってきました。
初めての会場なので、軽く迷いました。
同じ会場にもう一つのイベントをやっていて、そっちの列だと勘違いして通り過ぎてしまいました。

バニーハルヒ

模型裏で事前にバニーハルヒの情報を得ていたので、これをお目当てに行ってきました。

画像が荒くてすんません。
いつもの一眼デジは自宅に置いてきたので、コンパクトデジカメです。
ISO200とか400で撮ったんだけど、一眼と比べてここまで写りが悪いとは思わなかったわ。


バニーハルヒは前評判がすごかったので瞬殺だろうなと予想して、11時開場なのに9時入りというやる気のなさっぷり。
そしたら、13時から販売ということで、どうやら俺にも買えるチャンスが巡ってきたようですよ。
まさに地獄から天国。


12時を前にして早くもディーラーの前にフライングで列のようなものができるのですが、館内放送とブース前のスタッフに散らされてあげくに12時頃になって壁際に「待避所」が設けられ、そこに隔離させられていました。


12:45から列形成するということで、ひとしきり巡回した後に12:30頃に俺も待避所へ。
すでに500人近い人たちが集まってますよ・・
期待した俺がバカだったか。まさに天国から地獄。


45分をちょっとすぎてからWHFのスタッフの説明がはじまりました。
要するにこういうことのようです。

  • とりあえずみんな座れ
  • これからWHFのスタッフ(1名)が座っている群衆の中を肩を叩きながら突っ切る
  • 肩を叩かれた人は別のスタッフのいる方に並べ
  • 指示があるまで立つな

びっしりと埋め尽くされた群衆の中をスタッフが肩を叩きながら進軍して、叩かれた人は喜びの表情を浮かべながらそそくさとその場を去る。それをみて俺は「まるでディグダグだな」などとどうでもいいことを考えていたわけで。


そうこうしてたら例のスタッフがこっち歩いてくるぞ。
おお、まさに地獄から天国。
2つ先のヤツが肩を叩かれ、目の前のヤツが肩を叩かれ、そしてついに俺が・・ってあれ?
通り過ぎちゃうのかよ・・orz
まさに天国から地獄。
俺の夏は終わりました。


もう帰ろうかと思っていたのですが、指示があるまで立っちゃダメと言ってるので、買えなかった俺に「どうせほかにも積んでるのがあるんだからいつ作れるかわかんねーだろ」とか「おまえは露出の高いフィギュアは作らない主義じゃなかったのか」などと慰めとも励ましともつかない言葉を言い聞かせてこの茶番劇が早く終わってくれるのを待っていたら、俺の肩を叩くヤツがいるぞ。
誰だよ、俺は今からふて寝するんだぞ・・って、おー、俺も選ばれた。
まさに地獄から天国。


喜びながら俺も列に加わる。
すっかり手に入れた気分になってエナメル調のバニースーツの塗りをどうやって表現しようかとか、アニメ版のスーツはエナメルじゃなくサテン調だったのでフラットもありかなとか、エレキギターのディテールはどうやって起こせばいいのかとか考えて列が捌けるのを待ってたら、別のスタッフがやってきてなにやら叫んでる。
どうやら、予定数の200を超える列を作っているらしく、最後の方は買えないかもしれないらしい。
買うのやめた人が出たときの補欠ということらしい。
俺はというと、最後から数人のところじゃないか。
まさに天国から地獄。


数回ほど天国と地獄を行ったり来たりした結果、当然ながら買うのやめる人なんて出るわけもなく、俺の数人前で終了。
12:30から加わって、終わったのが13:30過ぎ。悲しすぎる。
まぁ、列に加えてもらっただけでも良かったですよ。いい夢見させてもらいました。


この大騒ぎがただのハルヒ人気によるもので、造形物は言われるほどたいしたもんじゃないに違いないという、最後のあがきのために、現物を目で確認してきたのですが・・
ダメだ。現物みたらよけいに欲しくなった。
露出が高いのは作らないというポリシーを曲げてまでも作ってみたくなるようなものでした。
造形もよいのですが、これはサンプルの出来が良すぎ。
かなり腕のいい人でなければあそこまで作れないと思います。
エナメルの仕上げもすごかったし、網タイツもキレイに貼られていました。
エレキギターのディテールもすごい。
あー、エナメルはどうやって仕上げたのか聞いてくればよかったなぁ。
この時期、湿気が多いからグロス塗るのは大変だろうな。


購入できた人は、がんばって完成させて欲しいな。

ほかの展示物

13時まではほかのを見て回ってました。
ハルヒ関係が増えていましたが、売れ行きはイマイチだったようです。
GWのWHF有明では弾丸数が少なかったので、造形が甘いのでも瞬殺されていたようですが、今回はBUBBAさんのバニーハルヒを見せつけられてしまったので、目が肥えてしまい売れ行きに影響していたんじゃないかと。
撮ってきた写真はこちらでどうぞ。
http://f.hatena.ne.jp/negirin/whf_kobe24/
萌えフィギュアばっかりですが何か?


開場瞬殺食らっていたのはこのへん。


相変わらずローゼンは人気が高いようです。
ローゼン関連は3つくらい積んであって、増やすわけにはいかなかったので買うつもりなかったのですが、ほかに買いたいのがなかったので翠星石に並んでみたところ、途中で売り切れてしまったようです。
内心ホッとしました。


リリカルなのはの人気は一段落ついた感じがしました。


今回はサフレスのサンプルが目立ちました。
サフレスだと淡い発色になるのですが、どうも私はあれが苦手です。
アニメやゲームの造形物ならメリハリの効いたのがマッチしていると思うのですが。
ハルヒのサフレスもあったので紹介しておきます。

アニメ版を再現するならサフ吹いたほうがいいけど、のいぢ絵がベースならサフレスもありかもな。
自分がいいように作ればいいと思いますけど。そのためのガレージキットなんだし。


ちなみに自分の買い物はこれだけ。

徹夜組について

今回の肩たたき抽選方式については、さっそくあっちこっちで物議を醸し出しているようです。
現場での混乱は思ったよりも少なかったようですが、もっぱら当然ながら手に入るであろうと予想していたディーラー参加の人たちと徹夜組の人たちで手に入らなかった人たちがゴネているようで。


ディーラー参加は別として、徹夜組はパンフに明記されていませんが、こういうイベントではルール違反とされている行為なのでその辺のリスクを理解した上でものを言って欲しいものです。
12時前にブースの前に列を作っていたのも同様。
義務を全うせずに権利を主張するのは筋違い。
徹夜組のゴネ得を廃しただけでも評価できる対応だったと思います。
徹夜のメリットをなくせば徹夜組も減るだろうし。
もっとやって欲しい。
でも、肩たたき抽選というのは、ちょっといけてないので、抽選方式はもう少し改善の余地がありそうな気がします。

コミケワンフェスも運営が破綻を来してきているので、なんか抜本的に改革しないとまずくないですかね。
IT系の展示会みたいに登録制にすればいいと思いますけど。
入り口でバーコードが入っているカードをもらってディーラーのところで読み込んでもらうとか。
出入り禁止対応とかもやりやすくなるだろうし。


なんにせよ、オタクのモラル低下になんとか歯止めをかけないことにはいたちごっこですな。
オタクが社会不適合者として民衆に揶揄されてしまうのも仕方がないことなのかなと思いますよ。残念ですけど。
アニメやゲームでは「信じていれば夢は叶う」とか「良いことをすればきっとそのうちいいことがあるよ」とか勧善懲悪を謳っても、ユーザには伝わらないのかな。
イベントでお行儀の悪い人たちをやっつける魔法少女とかスーパー戦隊とかガンダムとか登場してくれないかな。現実に。