月間ニュータイプ 9月号 石原立也×山本寛 インタビュー

時節柄、間に「×」とか入れるとヤバイよね。・・2日目だし。


月間ニュータイプ。7,8年ぶりに購入。
うお。オールカラーになってる。値段はそんなに変わってないな。
ファイブスターが載ってない。ダークエンジェル(麻宮騎亜)も載ってないぞ。
そういえば100%コミックスって今でも新刊出てるの?
ゆうきまさみはてしない物語」がいまだに載っているのにはびっくりです。ほんとに「はてしない」んだなぁ。


石原監督と山本寛さんのインタビュー記事を読むために買ってきました。
さすが老舗のニュータイプということで、インタビューのツボを心得ています。
プロフィール編ではおかげさまではてなキーワードに追加できるようなネタを頂戴できました。
ニュータイプのインタビューということで、分別のわきまえた内容になっているので、マニアウケしそうなのはありませんでしたが、充実した内容でした。
スタッフインタビューという時点で、すでにマニアを狙った企画のような気がしますけど。
ニュータイプの読者層とターゲットはあっているのかな?


山本さんが演出を担当したのは放送1話の「朝比奈ミクルの冒険」と放送12話の「ライブアライブ」。
どちらが印象に残ったのかというと、山本さん個人としては「朝比奈ミクルの冒険」だそうです。
演出家冥利に尽きるという意味では確かに「朝比奈ミクルの冒険」の方なのかもしれないですね。
ライブアライブ」については、スタッフへの感謝と迷惑をかけたという罪悪感だそうですが、山本さんだったからこそスタッフもそこまでやってみようかという気になったんじゃないかと思います。


あと、石原監督も山本さんも後藤邑子さんのみくるを「ぽんこつ」と呼んでいたことにちょっぴり意外。
もちろん後藤邑子さんにとって「ぽんこつ」は誉め言葉。
後藤邑子」=「ぽんこつ声優」という図式はねこねこソフトからインポートされたものなのですが、業界のスタッフの間まで浸透しているんですね。
ちなみに山本さんが選んだ涼宮ハルヒの憂鬱の名ゼリフは「イツキくんを、あなたのおもりじょうりにはさまさせせんっ!!」だそうです。
私もまさに神業だと思います。


第2期についても触れられていましたが、今の段階では何も言えないでしょう。
石原監督も誤解の無いように言葉を選んでいましたが、雑誌側は都合のよく解釈していたようです。
なんだかスポーツ新聞の記事みたいでイヤだなぁ。
第2期があったとしても、京アニ側のスケジュールによっては都合がつかないこともあるでしょうし、そうなれば他の制作会社でアニメ化というのもあると思います。小麦ちゃんの3巻以降のように。
商業主義に走るのであれば、ハルヒ知名度を使ってコストを削って第2期を作るというビジネス判断もあるかもしれません。
幸い、Kanon京アニ版を作るという決定がされたりと、最近のアニメ業界は大人の事情にとらわれずに本当によいものを作ることに目を向け、非常によい判断力を持っているように思えます。(例外的に残念な作品も見られますが)
ハルヒの第2期を別の制作会社で作ると言っても、どこも手を挙げられないだろうからあったとしても京アニに収まるのではないかというのはやっぱり希望的観測でしかないんだろうな。
希望的観測ついでに第2期について意見させてもらえば、第2期は山本寛さんが監督やればいいと思う。