劇場アニメについて

アニメは自宅のテレビで見るものと信じて疑わない私は、アニメを見に映画館に行くことは滅多にありません。
この夏、時かけとかゲドとかの話題で持ちきりですが、まったくついて行ってませんよ。
そんなヤツがアニメのblogなんか書くんじゃネーヨとか言われそうですが、それは私も同感。


今日一日、だらだらとスカパーのアニメを見ていたら、劇場アニメをやっていたので見ていました。
ひとつは昼にやっていたNARUTO劇場版(雪国の話)で、もうひとつは新海誠さんの「雲のむこう、約束の場所」。
どっちもおもしろかった。
劇場アニメはあまり見ないけど嫌いじゃないです。
わざわざ映画館で金を出して見るのに抵抗があるだけ。
自宅のテレビで劇場アニメが見られるならそれでOK。


劇場アニメといえば、予算がたくさん取れていいスタッフが集まって原画の枚数が増えて、芸能人が声をあてるというイメージ。
もちろん全部がそうだとは限りませんが。
TVシリーズを担当しているスタッフさんがそのまま劇場アニメを作るというのはあまり少ないように感じます。
TVシリーズやってたら劇場アニメなんてできないという事情があるのかどうかは定かではありませんが、TVアニメ作っているスタッフと劇場アニメを作っているスタッフでの交流があるのかちょっと心配です。
劇場アニメはTVアニメと違って劇場に足を運んでもらって高い金を払って見てもらうという特性上、高いクオリティの作品が求められているので、そんな制作現場の経験というのはTVアニメの現場でもいかされると思うのですが。
アニメの現場に限らず、普通の仕事でも大きなプロジェクトを経験した人が他のプロジェクトに行ったら重宝されたりということもありますし。(世の中そんなにうまくいかないもんですけど・・)


あと、芸能人の声優はいかんですよ。
芸能人に声優をさせれば、一時的には宣伝効果があがり、アニメファン以外の客層を取り込めたりというメリットもありますが、せっかく声優としての経験をつけさせても芸能人は声優としての継続性に疑問があるので、あまり業界のためにならないと思います。
演技指導してくれた演出家さんや音響監督さんの労力が無駄になってしまいます。
芸能人をメインで使うのはアニメーションスタッフ側のリソースがもったいない。
それよりだったら見込みのある新人声優をつかまえて、経験積ませて他の作品でも使ったりする方が生産的。
俳優さんだったら声優の経験が俳優活動にいかせるというメリットがあるかもしれないけど。
芸能人ばっかり使っている、ジ○リとかの演技指導の現場ってどんな感じなんだろうな。


まぁ、そんな感じですが、時かけと今やっているNARUTOはちょっと見てみたいかな。
あれ?そう考えるとNARUTOはけっこううまくいっているのかな。