1クールアニメの難しさ

こないだの東映アニメーション版のkanonについて、すかさずフォロー入れるつもりだったのですが、爆睡して頭痛だったので遅れてしまいました。
東映版のkanonは13話という限られた話数で5人ものヒロインたちを描く必要があり、かなり窮屈なシナリオです。
アニメ版AIRだって必ずしもうまくいったとはいえないと思います。
神奈編とか2話でかたづけてしまいましたが、あの辺はもう少しじっくりやって欲しかったところでした。
その結果が特別編なのだと思いますが。


最近だとコヨーテがいい例。(悪い例?)
ミスターとマルチアーノとアンジェリカの3陣営を用意して、キャラは増えたけど13話じゃさっぱり消化できてません。
話数が足りなすぎなんですよね。
あとはコミックなりで補完するしかないのかな。

コヨーテラグタイムショー (2) (CR COMICS)

コヨーテラグタイムショー (2) (CR COMICS)

ufotableではこれまで1クールアニメがほとんどで、うまくまとめてきたけど、今回は残念でした。
これまでのシナリオは主に金月龍之介さんが担当されていましたけど、金月さんは1クールアニメの構成が巧いですよね。
陰からマモル!も1クールでしたし。
陰マモやってたときに「頭使わずにぼーっとしながら見ていられる」と書いたような気がするのですが、伏線とか裏設定とかなしにあっさりしたストーリーが13話ですっぱり終わらせるコツなのかも。


ビジネスとしては、1クールアニメはリスクが少ないのでいいんですけど、1クールで終わりそうにないアニメを無理やり1クールに押し込める方がリスク高いと思いますけどね、2クールやるより。
そんな世知辛い世の中ですが、京アニ版のkanonを2クールにしてくれたのは本当にスポンサー様に感謝したいです。