オタクの心理学

1月アニメが少ないので、しばらく「オタクの心理学」ということでお茶を濁したいと思います。
「心理学」とか、大げさなタイトルついてますが、ウィットの効いたうまいタイトルが思い浮かばなくて便宜上つけたタイトルです。軽くスルーしてください。
心配しなくてもツッコミどころにはこのあと不自由しませんから。


「ワインオタク」とか「健康オタク」というのをしばしば見聞きするのですが、これらはたいていのオタクを不愉快にさせる元凶となっています。
「アニメ」や「アイドル」や「パソコン」を冠した「オタク」については、それぞれの間で仲が悪いことはあれど、それぞれが「オタク」であることには概ね異論は無いと思います。
では、なぜワインや健康はダメなのか。


そもそもオタクというのはコンプレックスの固まりなのですよ。
オタクであることに後ろめたさを感じながら、それでいることをやめられない。
その典型例ですが、オタク系blogのネガティブタイトルが多いこと。うちのタイトルの「ダ・ニッキ」もそうです。
もっともネガティブタイトルつけるのは別の理由もあるのですが。
試しに「涼宮ハルヒの憂鬱」を言及している日記を調べてみて統計とってみるとおもしろいかも。
そして、自分がオタクであることを公言するには莫大なエネルギーを必要とします。
「ワイン」や「健康」については、そういうのがないのです。
むしろ、「ワインオタク」や「健康オタク」であることで自分のイメージをよくしようという鼻持ちならない雰囲気さえ漂います。
痛車痛単車でもわかるように、オタクは意外とクルマやバイク好きである場合が多いですが、彼らは自分のことを「クルマオタク」とか「バイクオタク」とはあまり言いません。
なぜなら、「クルマオタク」や「バイクオタク」はなんだかカッコイイから。
「オタク」という言葉にはそんなポジティブイメージを期待してはいけません。
「ワインオタク」や「健康オタク」と言って憚らない人たちは90年代の激動のオタクの黒い歴史を知らないからしかたがないのです。
ことあるごとにマスコミにたたかれて、犯罪との関連を疑われたり、教育委員会の鼻つまみ者であったり。
戦争を知らない現代っ子みたいなものですかね(違)


オタクを特徴づけるものとして、自分の得意分野についてはとことん負けず嫌いというのもあります。
世間に対しては後ろめたさを感じながらも、アニメやアイドルやゲームの分野についてはどこか認められたいという二律背反を抱えていたり。
次回はこっちの特徴について考察してみます。