らき☆すた EDパートは音響スタッフの見せ場
らき☆すたのエンディングといえば、こなた他4人によって繰り広げられるカラオケボックスでの寸劇ですが。
今のところ2話分見ましたが、こなたが70年代の特撮テーマ曲を熱唱し、かがみがウンザリ、他の二人はまったりという展開です。
この音響パートの芸が細かい。
1,2話に共通するところでは。
- カラオケボックスから漏れてくる音なのでこもってる
- マイク越しの声(こなた)だけエコー
- やる気のないまばらな手拍子
1話のEDでは。
2話は。
- 店員(みのる?)がドアを開けると、エフェクトが変わってこもった感じが消える
- こなたの歌声とアクマイザー3のオケパートの両方とも
手拍子とハウリング音は音響効果の森川さんでしょうか。
ハウリングについてはかがみが言う「音が大きい」ことの音響的な演出。
手拍子も2人分の手拍子しか聞こえてこないのもおもしろいです。どの2人なのかだいたい想像つきます。
エフェクトやエコーは録音エンジニアの名倉靖さんです。
ハルヒのときの矢野さとしさんもよかったのですが、名倉さんが捌いているとなんか安心。
らき☆すたはかなり個人的な希望で、名倉さんに捌いて欲しいと思っていたですよ。
名倉さんは技術もすごいけど、人柄ですよ。コメンタリー聞けばわかります。
よくわからない人は、この辺でも。
http://d.hatena.ne.jp/negirin/20061205/1165331131
今期、名倉さんはアイマスとひとひらも捌いているのでチェック。
もちろん、全体の責任者である音響監督の鶴岡陽太さんも忘れてはいけません。
とはいえ、EDパートで音響的なごまかしもあったりなかったり。
マイクを使っているこなたとマイクなしでツッコミを入れるかがみの声でレベル(音量)がほぼ同じです。
ここをリアルに表現するならば、こなたの声が大きくてかがみの声が聞こえないくらいになるのが普通。カラオケ行ったことある人はわかると思うけど、他の人が歌っているときの会話はかなり厳しい。
結局バランスを取ってこなたもかがみもほぼ同じレベルにそろえているのですが、むしろかがみのセリフのBGMがこなたの声とカラオケの音になっているとの表現が近いかもしれません。
ストーリーを展開するためには絶妙なバランスです。
実際のところ、EDパートだけじゃなく他のところも音響の見せ場はあったと思います。このEDパートはバックがカラオケルームのドアの静止画で、画面の動きがほとんど無い分、音響パートの丁寧さが目立つところでもあります。
とりあえず、EDは今後も要チェック。
次回は特撮ものじゃないですね。2話でアニメも入れたと言ってたし。