アニメ満載のHDDレコーダーを修理に出しました
そんなわけで、HDDレコーダーの調子が悪くなったので修理にだしました。
7月の中旬です。
1週間の予定が2週間弱くらいになって戻ってきたのですが、いざつないでみたら設定が全部クリアされていました。
嫌な予感がしつつも、チャンネルの設定など面倒な設定をして中身を確認してみたらHDDの中身がまっさらです。
HD画質で全話録ってあったkanonやひだまりスケッチが丸ごと消えてました。
これはちょっとしたホラーです。
メーカーにしてみればHDD交換すれば手っ取り早く直るんでしょう。ビデオデッキとかの修理みたいに壊れた基板やコンデンサを取り替えるような感覚でやっちゃったんでしょう。
パソコンの修理とかだと、
- バックアップは事前に取っておいてくださいね
- 修理内容によってはデータが消えるかもしれないけどいいですか?
- 上記注意事項を了承したならサインしてください
くらいの確認取るものですが。
壊れたレコーダーのメーカーは自社ブランドのパソコンも作っているから、そのへんは大丈夫だろうと思っていたのですが、部門が違っていたのかそこまで気が回らなかったのでしょうか。
HDDレコーダーをビデオデッキを直す感覚でやったらマズイですよ。意識改革しないとダメです。
ひとまずメーカーに問い合わせてみました。
「持っていくときに消えるかもしれないと説明したと思うんですけど・・」
いや、少なくともこちらはそんなの覚えてないですよ。預かり伝票の注意事項にも書いてないし。
消されるなんて想定もしていませんでした。頻繁にフリーズするだけで、リセットすれば普通に使えていましたから。せいぜいファームウェアのアップデートかなにかかと。
HDD換装にしてもノウハウがあってきれいにコピーしてくれるのかなとか思っていました。
サポセンの人にkanonとかひだまりスケッチとかアニメばっかりのHDDの中身を見られる羞恥プレイかと思っていたですよ。
メーカーと交渉してみたらなんとかしてみる方向で検討してもらうことになりました。
長瀬主任からDVDでも送られてくるのかなと思ったのですが、修理部門にHDDが残っているということでダビングしてみるとのこと。(ここから先の話は気が向いたら第二部にて)
すぐさま送り返してコピーしてもらうことに。
作業員の方かわいそうだなぁ。アニメばっかりのレコーダーと向き合ってコツコツとダビングですか。
そして俺は羞恥プレイ・・
予定を大幅にすぎて、戻ってきたのは最初にメーカーに送ってから1か月が経ってました。お盆を挟んだせいもあったかも。
2往復した箱はすっかりくたびれてしまいボロボロです。修理伝票を同梱して送り返したのですが、戻ってきたものには修理伝票は入っていませんでした。新たな作業伝票があったというわけでもなく。
さっそくつないでみたら、接続設定がぐちゃぐちゃ。
画面設定が送ったときの設定から変えられてました。設定を直したくても画面に映らないので直しようがないという状況。
リモコンの隠れたところに「接続設定リセット」というボタンがあったので、一か八か押してみたらようやく画面に映るようになって設定をすることができました。
HDDの中身はなんとか全部無事にコピーしてもらえたようです。
というか、中身をコピーするノウハウがあるんだったら、はじめからやればいいのに。その方が絶対ユーザーは喜ぶと思うのですが。
メーカーで試し録りしたのか、自分が録った覚えのない番組がひとつ、90分くらい入ってました。消しておいて欲しかったな。
予定外のダビングまでしてくれたのはありがたかったけど、筐体の掃除とかしてくれるかなとか思ったんですけどね。開口部のヒンジとか掃除しにくいところがあるのですが、送ったときの埃が堆積したまま返ってきました。
パイオニアと同レベルのサポートを他の会社に求めるのはちと酷かもしれませんが。
ここのメーカーは10年前だったら絶対に選択肢にはないけど、最近ブランド力も付けてきたのでちょっと選んでみたのですが、この対応はちょっとガッカリです。
BDプレイヤーを買うつもりでしたが、ここのメーカーはちと避けたいです。
しかし、今回のハイビジョンレコーダーの故障というのは困ったものです。
修理の過程でデータが消される危険性があるので、バックアップを取っておきたいところですが、ハイビジョン録画したコンテンツはご存知の通りデリケートな問題を孕んでいます。
コピー回数の制限があったり、コピーできなかったり、ムーブしかできなかったり。
DVD-RなどへのバックアップはHD品質じゃないから画質は劣化します。
Blu-rayかHD-DVDがあればいいけど、持っている人は稀です。
W-VHSはよくわからないけど、コピー保護されそうです。
D-VHSか別のハイビジョン対応HDDレコーダーにムーブさせるしかないです。
いずれにしても非常にめんどくさい。
壊れたHDDレコーダーを引いてしまったあげくに、手間をかけさせられるというのはどうにも理不尽です。
修理に出すだけで、サービスマンの立ち会いをしたり、バックアップしないといけなかったり、修理に行っている間は録画ができなかったりと、何かと不便を強いられます。今回はそれに加えて初期設定をやり直しさせられる羽目になったわけですし。
もともと完動品にあたっていればそういう手間もないわけです。今回の件は、しかたがないので淡々と対応をしましたが、メーカー側のHDDレコーダーの修理をするという体制が整っていないように感じました。
メーカーの修理サポートは貧乏くじを引かされたユーザーの救済についても今後考えていってもらいたいです。