マジカルハート☆こころちゃん
そんなわけで、今日のレビューは件のSchoolDaysのスピンオフ作品にあたる「マジカルハート☆こころちゃん」です。
長い前置きでどうもすいません。
パッケージ | |
---|---|
タイトル | School Days OVAスペシャル マジカルハート☆こころちゃん |
発売日 | 2008年3月28日 |
価格 | 7,140円(税込) |
収録時間 | 本編24分、映像特典46分 |
発売元 | マーベラスエンタテイメント |
初回特典仕様 | ごとうじゅんじ描き下ろしスリーブジャケット、特典CD2枚、設定資料集、スタンドミニPOP、マル秘ブックレット |
映像特典仕様 | SchoolDaysダイジェスト&オーディオコメンタリー、ノンテロップOP/ED集、エイプリルフール企画ムービー他 |
音声仕様 | ドルビーデジタル 2ch |
映像仕様 | 16:9スクイーズ(一部レターボックス) |
製作 | STACK・SchoolDays製作委員会2007 |
監督 | 元永慶太郎 |
脚本 | 上江洲誠 |
コンテ・演出 | 元永慶太郎 |
キャラデザ・作画監督 | ごとうじゅんじ |
美術監督 | 河野次郎、鈴木恵美 |
色彩設計 | 鈴城るみ子 |
撮影監督 | 沢直人 |
音響監督 | 蝦名恭範 |
音楽 | 大久保薫 |
キャスト | 平川大輔、岡嶋妙、河原木志穂ほか |
アニメーション制作 | ティーエヌケー |
最終話を見たときに、ジョークで書いたマジカルハートこころちゃんネタが本当にアニメ化するとは思いませんでした。
山本&倉田のかんなぎといい、最近はジョークで思いついたことが現実になることが多くて、世の中どうかしちゃってます。
・・外していることの方が多いんですけどね。
当然ながらスピンオフ企画ということで超展開・超脚本。ここまで超展開にしてくれるとかえって気分がいいですね。ドラマ性はまったくありません。ツッコミどころが満載です。
ナレーションの堀内賢雄さんも発進シーンのベタな演出もPC版エンドのフラッシュ、合体、マヨちゃん、チェーンソー、血の雨が降る鮮血の結末、そしてNice boat.
全部盛りってやつですか。
ブックレットなどを読むと、SchoolDays本編の方がかなり病んだ展開だったので、関係スタッフのメンタルヘルスの一環としていわゆる福利厚生みたいなものだったようです。
本編で負の方向に向かっていたエネルギーが一気に解放され、スタッフ一同ノリノリの結果こういう作品になったようです。
いきなりOPから入るわけですが、CMで流れているあの歌は作詞が上江洲誠さん、作編曲が大久保薫さんです。
大久保薫さんが手がけたはじめての電波ソングじゃないでしょうか。こちらの主題歌は特典CDの2枚目に収録されています。
さっそくnanoの「電波」フォルダと「大久保薫」フォルダに放り込んでおきました。
マジカルハートの登場シーンのときにも流れるのですが、この曲が大久保薫さんの特徴が出ていておもしろいのですよ。
そのBパート開始のマジカルハートの登場のところでは、世界が「ふがー」言ってましたよ。中の人・・
映像特典の本編ダイジェストとオーディオコメンタリーは、岡嶋妙さん(言葉)と河原木志穂さん(世界)でした。
いやー、ピー音連発でしたよ。(ウソは書いてないよ)
ブックレットにはプロデューサで奇しくも主人公と同姓同名の伊藤誠さんのインタビューが載ってます。
まとめ。
最近、河原木志穂さんがいいですねー。ヒロイン役じゃなくていいのでいろんな作品で聞きたい声です。イチオシですよ。
作品自体は賛否が分かれそうですが、超展開に徹底している分、私は好感がもてました。やや雑な感じもしたけど上江洲誠さんの熱いパトスがほとばしってました。
スピンオフ企画としては成功例じゃないでしょうか。メイヴちゃんよりはよかったです。
TNKにしてもMMVにしても久しぶりのヒット作だったんじゃないでしょうか。あのへんのビジネスだったら続編作るでしょうね。SummerDaysかなぁ。
不吉なタイトルですね。放送前に大量の原画差し替えがあるとか。