よつのは 第2巻
4日連続レビュー特集の最後を飾るのは、よつのはの2巻です。
ちなみに1巻のレビューはこちら。
実はOVA3本の中ではいちばんのサプライズがありました。
パッケージ | |
---|---|
タイトル | よつのは(2) |
発売日 | 2008年3月28日 |
価格(税込) | 6,615円 |
収録時間 | 35分 |
発売元 | ジェネオンエンタテインメント |
特典仕様 | 特製ブックレット・紙製ケース(BOX仕様)、スーパージュエルボックス |
音声仕様 | リニアPCM・2ch |
映像仕様 | レターボックス(16:9) |
監督 | 錦織博 |
絵コンテ・演出 | 錦織博 |
シリーズ構成(脚本) | 錦織博 |
キャラデザ | 本村晃一 |
作画監督 | 相澤澄江、本村晃一 |
音楽 | I've sound |
音響監督 | 鶴岡陽太 |
キャスト | 榊原ゆい、田坂秀樹、後藤邑子、後藤麻衣 ほか |
アニメーション制作 | ハルフィルムメーカー |
作画協力 | Ordet、スタジオワンパック朱雀班 |
製作著作 | hiqo-soft・ACG/よつのは委員会 |
EDクレジット見てたら三間カケルさんの名前があって、最後に作画協力でOrdetがクレジットされてました。
ハルフィルムメーカーの制作ということで、ドクロちゃん2とかスケッチブック10話の経緯があったものと思われます。
実は1巻でハルフィルムと聞いたときにちょっぴり期待はしていました。むしろ妄想に近いものがありましたが。
「かんなぎ」のコンテに大わらわな山本寛さんはさすがに無理なようですが、作画スタッフが応援に駆け付けてくれたようです。
三間カケルさんは前述のとおりですが、シャナのOPの原画の愛咲るいさん、スケッチブック10話で原画を描いていた賀丘史靖さんがこちらにもクレジットされていたので、この方々がひょっとしたらOrdetの所属かもしれません。Ordetの実績がまだ少ないので、これからどんな個性的なアニメーターが出てくるのか興味深いです。
でも、「作画協力」という形で最後の方にクレジット入れるのはなんかいやらしいなぁ。「制作協力」ならわかるけど。一部作画の外注だったら「原画」のところにクレジット入れるパターンが多いような気がします。
本編。
1巻はディテールの描き込みが少なくてちょっぴり残念な感じでしたが、2巻はクオリティが格段に上がってます。別にOrdetにひいきしているわけではないですよ。クレジットで確認する前からそう思ってました。
というか、クオリティあがったのはOrdetのおかげだとは私はあまり思ってません。ハルフィルムもワンパックも参加しているし、どこの作画パートなのかもわからないから断言のしようがないですよ。ハルフィルムもワンパックもいい仕事をするスタジオですし。
といいつつ、Aパート終了間際のところとか20:00あたりの夕焼けシーンとかじゃないかなと、いいかげんなことを書いてみる。
今回はぽんこつさんがぽんこつキャラでぽんこつ率が高く、ぽんこつセリフも多かった非常に満足です。1巻はぽんこつセリフが少なかったので物足りなかったのですよ。
ぽんこつさんはぽんこつキャラをやってるのがいちばんあっているような気がします。最近ぽんこつ分が減っているのは由々しき事態ですよ。
ぽんこつ以外のキャラをやるのも大いにけっこうなのですが、ぽんこつさんはぽんこつキャラも忘れないで欲しいな。
まとめ。
作画面はおおむね1巻から改善して満足でしたが、脚本は今ひとつだったような気がします。
3年前と現在とを行ったり来たりするのですが、急に時制が切り替わったりするのですが背景が同じだったりするので服装を見て時制を把握してましたよ。
展開もなんだか不自然な感じ。錦織監督が自ら脚本を書いたようですが、脚本は他の人の方がよかったような気がします。
この作品だったら、女性の脚本家がいいですね。ハルフィルム関連でARIAの脚本書いた人にお願いしたらよかったかも。