「紅」DVD発売記念 ロフトプラスワン トークイベント行ってきた

6/29のひだまりないと、7/9の倉田さんの生誕祝いと、ここのところふられっぱなしのロフトプラスワンですが、「紅」トークイベントにようやく行くことができました。
たった2週間の間の出来事ですが、いろんなことが起きたのでえらく長く感じました。


あまりここでは触れてきていませんでしたが、2008年の上半期アニメの中では「紅」は個人的に評価高いです。OPのセンスの良さには度肝を抜かれました。
本編については、プレスコということで正直のところどう評価したらいいのかわかりませんでした。普通のアニメと同じモノサシで比べたらまずいんだろうなと漠然と思ってましたけど。


治外法権であるロフトのトークライブを事細かに書くのはあまりよろしくないので、当たり障りのない感想を。
松尾監督のお話はいろいろ勉強になりました。監督熱い人でした。
プレスコのいいところと悪いところがよくわかりました。
通常のアニメではタイムシートを起こすときに1秒間24フレーム(アニメは実質8フレーム)というのを頭に入れながらカットを切っていくんだそうですが、そうするとカットにあわせた尺になってしまうのでセリフが不自然になってしまうんだそうです。
私もこれ関連で最近すごく気になっていたんですよ。相手のセリフを遮ってセリフを重ねるのってよくあるじゃないですか。
普通に会話してたら遮られた方のセリフに遮る方のセリフがかぶってくるはずなのに、遮られる方が遮られるセリフを言い終わってから遮る方のセリフがはじまるんです。これが不自然でしかたがない。気になってしかたがない。
普通のアニメでは声優さんがアニメに依存した尺にあわせてセリフを言うことの方が優先され、演技の方が犠牲になっていた点も否めないようです。
プレスコでは声優さんがアニメの尺を気にせずに演技に集中してもらえるのでいい演技を期待できるようです。それにタイムシートを起こすのも先にセリフがあった方が起こしやすいのだそうですよ。
いい話を聞いた。これでプレスコ作品の見どころがわかりましたよ。そのうちまた松尾監督やるだろうし。
「紅」ブレインズベース制作でしたが、松尾監督がやりたいこととそれを実現するパートナーとしてはやっぱりブレインズベースが一番だったんじゃないかと思います。


あと、丸宝編集長。ここでもいじられてました。
6話のミュージカルの回に出ていたんですね。言われるまでまったく気づかなかったです。それと丸宝さんから電報届いてましたよ。


実は「紅」、放送日間違えて最初の2話くらい見てなかったですよ。普通だったら最初見忘れるとあとはほったらかしなことが多いのですが、この作品は途中から見たにも関わらずはまりましたね。
松尾監督のことも作品のことも他のスタッフさんのことも勉強不足のままロフトへ行ってきたのですが、いろいろ勉強させてもらいました。楽しませてもらいました。
松尾監督の次回作は夜桜四重奏(ヨザクラカルテット)が10月から。この作品はプレスコは厳しいかなぁ。