倉本読了
倉本読み終わりました。今朝方。
- 作者: 倉田英之,okama
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/07/08
- メディア: 単行本
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中学生くらいの頃って本を読むスピードを競うじゃないですか。1冊の本を何日で読むかとか。読書が趣味とか言う人は1日で何冊読むとか競うんですってね。
ちなみに私の最速記録は、中学生くらいのときにフォーチュンクエストを1日で読んだことです。
どれだけ早く読むことができるかと、前の日から準備して、朝から読み始めました。メシとトイレ以外は全部読書。それでなんとか日が暮れる直前に読み終わりましたよ。読み終わったらもうヘトヘトです。
後日そのことを自慢げにクラスメイトに話したら、1日あれば2,3冊読めるとソッコーで否定されてしまいました。
古いオタクは知っていると思いますが、フォーチュンクエストはライトな内容なので普通の人は2,3時間あればあっという間に1冊読んでしまえるような作品です。
どうやったって自分は他人より本を読むのが遅いんだということに気づいてしまいました。そういうのとは今後も無縁でいたいものです。自分のペースでゆったり本を読むことにしますよ。
とはいえ、本を早く読める人は素直にうらやましいです。本を読むのが遅いことは人生損してるなとつくづく思います。
自分が1冊読んでいる間に他の人は2,3冊読んでいるわけですから。
倉本の話でした。
この本は読む人を選ぶ本です。倉田英之さんのかなり突っ込んだところまで知らないとさっぱり訳わからない本です。
倉田さんが脚本を書いた作品が単純に好きというだけのファンですらも拒絶するような本です。
この本の読者の人物像はこんな感じです。
- 倉田さんの書いた文章(本やコラム、ライナーノーツ等)を読みあさる人
- 倉田さんのオーディオコメンタリーを聞いてておもしろいと思う人
- 倉田さんや黒田洋介さんが担当した作品を取り巻くスタッフや原作者に詳しい
- ダメ人間
これらをまとめて倉田リテラシーと呼ぶことにしました。
私は文章の読みあさりはそれほどしてませんけど、それ以外は概ね一致してます。
以前は一言紹介にも書いていたのですが、ここのブログの目的は「スタジオオルフェとそれに関わった人たちを生温く(ぬるく)観察するニッキ」だったのですよ。
それがどうしたものか、ここ2,3年くらいスタジオオルフェの活動がほとんど目立たない期間が続いていたのです。倉田さんはかみちゅ!とかガンソードで小出しにやってたけど、黒田さんはシリーズ構成くらいしか担当しないという氷河期が続いていたのです。
あまりにも新しいネタが入ってこないので、京アニに浮気していた時期もありました。京アニなんてどう考えてもオルフェに関わりそうにもないと思っていたものですが、まさか「かんなぎ」でつながるとは。夢にも思いませんでした。おかげで気兼ねなくネタにすることできます。それもこれも監督がその域に達していなかったおかげです。塞翁が馬ってやつです。
そんなわけで最後に、倉田リテラシーを啓蒙するために、倉田さんの話によく出てくる人を列挙してみました。面倒なので解説しませんけど。(敬称略)
黒田洋介、羽音たらく、長井仁、舛成孝二、谷口悟朗、石浜真史、神宮司訓之、平野耕太、内藤泰弘、まさひろ山根、菊田浩巳、落越P、丸宝編集長、斎藤千和、okama、ワタナベシンイチ、山田秋太郎、名倉靖、斉藤久、山本寛、鳴子ハナハル、たくま朋正、梅澤淳、木村貴宏、岩崎琢
なかなかすごいメンバーです。遠巻きにでもいいので会ってみたい人たちばかりです。
ここに書いた何人かは9日にロフトに行ったんだろうな。関係者が半分とか言ってたし。
行きたかったなぁ。