「となりの801ちゃん」の「諸般の事情」を妄想してみる

まんたんWeb経由。
http://mainichi.jp/enta/mantan/manga/news/20080829mog00m200048000c.html
うわー。なにやら妄想をかき立てるニュースだなぁ。オラ、ワクワクしてきたぞ。


制作発表のニュースは「アニメメーカー横断 宣伝マンブログ」で知ったのですが、該当記事は既に削除されてます。
googleのキャッシュが残っていました。今ならまだ見られるかもしれません。


宣伝マンブログとまんたんwebからの情報によると、

といったあたりが伺えます。
AIR/kanon/CLANNAD三部作のフォーメーションです。
このへんからいくつか事情が見えてきそう。

売り込み先を間違えた説

TBSの性格からすると、こういう新しいことに挑むような作品はあまりやりたがらないんじゃないかと。
インターネット発のコンテンツだったり、実写化されていたりするところを考えると、むしろCXが好きそうなコンテンツです。
同じ系列ということで、CXからポニキャに横やりが入ったという説はどうだろう。来年あたりノイタミナ枠で放送していたりして。
あるいは、すでにCXで来年あたりに連ドラが決まってて、バッティングを避けたとか?
妄想ですけど。

版元と調整難航説

既にメディアミックスが進んでいることや、腐女子というキーワードが巷間でにわかに盛り上がりをみせているので、版元にさまざまな形でのオファーが殺到しているのではないかと。アニメだったりドラマだったり映画だったり。
けっこう選択肢が多い中で、版元が目移りしているのでは?
京アニ担ぎ出してアニメ的には当確だと思って先走ってリリース打ったら、版元と意識の違いがあってご破算に?
妄想ですけど。

やっぱりリトバスがいい説

このフォーメーションではずっとkey作品でやってきたので、やっぱりリトルバスターズをアニメ化したいという方向性になった説。
10月からCLANNADの続編があるけど、その次の作品として本当はリトバスを作りたかったんじゃないでしょうか。
となりの801ちゃん」はどれくらい売れるのかよくわからないのでリスクが高いし。
妄想ですけど。

脚本家がいない説

腐女子アニメですよね。誰が脚本書くんだろう。
志茂文彦さんのイメージにないなぁ。
・・そうか、荒谷さんが書けばいいのか!
妄想ですけど。

京アニのリソース不足説

京アニの今後のロードマップですが、

といったあたりが公表されているところです。
ですが、現在の京アニの生産力は1年に3クール分が限界じゃないかと。
2006年から2007年まではハルヒkanonらき☆すたCLANNADと連続して1年4クールフル回転できたのですが、リソースが流出し始めて、演出家と作監が2枚くらいずつ不足しているのです。もともと4クール回していたときから1枚ずつ不足している感じがありました。4クールだとインターバルがないので放送中のアニメを制作する傍ら次のアニメの準備をしなければいけないのです。監督とキャラデザで演出家と作監が1人ずつフェードアウトするから2クール目に入った当たりから1枚ずつ足りなくなります。これが2007年までの状況。
後進も育ってきてはいるけど、2008年の現状ではひとつの作品に全力投球で精一杯。次の作品の準備なんてとてもじゃないけど無理なんじゃないかと。
そんな状況で、上記の分だけでこの先1年分くらいの仕事が埋まっているのに、新しい仕事を請けられるかどうかの判断なんて付かなかったのではないかと予想。
妄想ですけど。

まとめ

おおかた、ポニキャあたりが十分な調整をせずにリリース打っちゃったって感じですかね。TBSも京アニもいい迷惑?
最近のポニキャはどこかおかしい。どうにも節操がないというか、生き急いでいる感じさえします。
ホールディングス化でグループ会社の再編が進んでて、グループ会社内でのポジション争いしているという話もあるとかないとか。不採算な事業は容赦なく縮小したり統合させられたりしますから。
妄想ですけど。


最近のアニメ関連のリリース情報は話題先行なものが見受けられ、空振りに終わるケースがしばしば見られます。
アニメの企画はなにが起きるかわからないということで、リリースはかなり慎重にタイミングを見計らうケースが多かったのですが、最近は必ずしもそうとは限らないみたいで、ちょっと気が緩んでいる気がします。
結果的にユーザの信頼を失ったら元も子もないわけで、見ている側も期待裏切られたらガッカリなわけです。
もっとしっかりしてもらいたいです。