喰霊−零− 第1話と第2話

これはまた、すごいアニメがはじまったなぁ。
秋アニメが多すぎて、好みのジャンルじゃなかったのでHDDレコーダー内で塩漬けになっていたのですが、先ほど1話と2話をまとめて見終わりました。このアニメはすごい。なんでもっと早く見ておかなかったんだろう。
私は萌えアニメ専門なので、この作品の良さをうまく伝える自信はないけど、とにかくすごい作品です。
先の展開がさっぱり読めません。よくわからないうちに本編がはじまって、見ているうちに全貌が見えてくるという展開。最近ではムネモシュネの娘たちで大野木さんが似たようなことやっていました。ストーリーを組み立てる脚本家さんや、場面を組み立てるコンテマンは苦労してそうです。
脚本が高山カツヒコさんで、コンテは監督のあおきえいさんがどちらも切ってました。
あおき監督はGIRLSブラボーみたいなキャラ萌えアニメで地力を発揮していたのですが、空の境界で路線変更してから、こういうシリアスな展開が用意されている作品でキャラ萌えアニメ以上に実力を発揮しています。こっち系の作品を今後手がけていくならひらがなで「あおきえい」ではかっこつかないので、「蒼綺叡」とかにしてみてはいかがでしょう。イメージ戦略は重要です。ダメですか。ダメですね・・
キャラデザは堀内修さん。あいかわらず器用な人です。


個人的に一番驚いたのは、音響スタッフ。
角川作品なので、鶴岡陽太さんが音響監督で音楽制作が楽音舎なのはいつものこと。そいでもって録音が名倉靖さんなのですが、名倉さんのクレジットの横に何か書いてあるじゃないですか。

録音調整:名倉靖楽音舎

えー。マジですか。名倉さん楽音舎に所属になったんですか。誤植かなんかじゃないですか?
鶴岡さんや菊田さんと仕事することが多いので、十分考えられることなんですが、それにしてもびっくりだなぁ。
というか、楽音舎も手広く仕事しますね。吉田さんが参加したかと思ったら、今度は名倉さんが加わわったわけですよ。
ひとつ気になったのは、録音スタジオ。楽音舎なのにスタジオごんぐじゃないです。「Studio 2010:」って聞いたことないなぁ。
どうもefの録音スタジオもStudio 2010:になってますね。ちなみにefも鶴岡さんが音響監督で名倉さんが録音です。ついでに高山さんが脚本というのも一緒。スタジオごんぐが名称変更したのでしょうか。
でも、他に鶴岡さんが音響監督をやっている夜桜四重奏ミチコとハッチンはスタジオごんぐです。名倉さんと一緒にやっているCLANNADもごんぐ。
編集がごんぐの重村さんのときはスタジオもごんぐなので、名称変更というわけではなさそうですね。ごんぐのキャパがいっぱいなので他のスタジオ使ってるってところかな。秋アニメ多かったからなぁ。


話を喰霊に戻して。
1話に出てきた外郭放水路ですが、以前に仕事をさぼって見学に行ったときの写真があったので貼り。

ここのところです。
*1

縦坑の写真はこっち。

見てのとおり、柵があるので底を見ることはできません。そもそも柵のずっと手前に車止めがあるのですが、そこから先が見学では立入禁止になってます。車止めの手前の精一杯のところから撮影したのがこの写真です。
アニメの方には車止めがちゃんと見えてます。

ちなみになぜ、車止めがあるのかというと、中を掃除するために車を入れるのだそうです。1話でぶっ壊してたここから車をクレーンで下ろすのだそうです。

1話で縦坑をつなぐ水路をバイクで走っていましたが、あそこは見学できません。

*1:©2008瀬川はじめ/「喰霊−零−」製作委員会