闘神都市3終了しました

年末年始の暇つぶしとしてかなり重宝しました。
結局正月中に終わらずに今日までかかってしまいましたが。


えろげ板の評判はイマイチ。前作から10年以上経っているのでプレイヤーの期待が大きすぎたからだろうと、とりあえずプレイしてから自分で判断してみようと思っていたのですが、うーん確かにこれはちょっとなぁ。


以下、ネタバレ。
闘神都市3は大きく4つの区切りがあります。
ひとつ目は闘神大会1年目。ふたつ目は2年目。みっつ目は闘神迷宮編で最後は魔界編。
みっつ目と最後はひとつにしてもいいかもしれません。


大会編は1年目も2年目もけっこう楽しめました。イベントの深さにムラがあったけど。
イベントはエロシーンのことじゃなくクエストのことです。深さというのはめんどくささと言った方が的確かもしれません。
2年目でシャリーさんにレポーター道具を一式返すためのイベントのところがかなりめんどくさかったです。もういいよってくらい同じ場所を往復させられました。


闘神になってからは雑でした。終盤になればなるほど雑です。イベントもあっさりしてたし、ダンジョンも単調。
そのかわり、シナリオの詰め込み方は凄まじいですね。
シナリオの主要な部分が闘神大会で20%消化、闘神になってからが80%消化というような配分でした。
逆に、プレイヤーのプレイ時間は闘神大会が80%で闘神以降が20%。ストーリーの配分を間違えて、あと2話しか残ってないところに無理やり話を突っ込んだアニメみたいな展開でした。


今回の一番の悪いやつは都市長だったわけですが、都市長が登場するのは闘神になってから。しかも闘神になってからも影の薄い存在で、強制セーブ以降の本当に最後のあたりで外道っぷりが露見します。
そこの話の進め方も、都市長の回想シーンですよ。残留思念を追って都市長の回想シーンを回収するというとってつけたようなイベントが発生して、そのなかでいろいろ知らされるという演出です。
打ちきりが決まったアニメで、最終話のBパートくらいになって詰め込みきれなかった内容を、唐突に登場したじいさんまたはばあさんがそのあとの展開を昔話みたいに子供に聞かせているのと同じレベルです。
あそこの演出はすごかったなぁ。でも、ストーリーはまぁまぁでしたよ。演出がひどかったのでちっとも感情移入できませんでしたけど。


闘神都市4は、3のリベンジとして早々に作るかしないとダメでしょう。
闘神都市3セカンドシーズンとか闘神都市3プラスコミュニケーションとかでもいいですよ。