フルメタルパニックTSR 6話 エッジ・オブ・ヘヴン(AT-X)

AT-XフルメタTSRをやっているのですが、たまたま今日の放送が6話のエッジ・オブ・ヘヴンでした。
個人的な感想なのですが、いまだにあの散髪シーンを超える演出にお目にかかれていません。京アニ作品としても、山本寛演出としても。(「朝比奈ミクルの冒険」は除外)
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京アニも山本さんもいつも十分すぎるほどいい仕事をしてくれているのですが、一度ああいうのを見せられてしまうと、求めるレベルが平均的に高くなってしまうのが困りものです。
リポビタンDが効かなくなってリポビタンスーパーを求めるようになり、しだいにそれも効かなくなってロイヤルを求めるようになる感覚に似てます(違)
京アニのレベルに慣れてしまうというのが実はいちばん恐ろしいことなのかもしれません。


さて、散髪シーンをじっくり見せてもらったのですが、またひとつ発見がありました。
かなめが宗介の髪をいじっているところとかカメラが微妙に動いてますね。上に貼ったシーンでも微妙に動いてます。
非線形にカメラを動かす感じで。山本演出の特徴として、以前は散髪シーンのようなじっくり見せるシーンと対称的にスピーディな展開もあったりとテンポの切り替えの巧さに注目してましたが、2007年はカメラワークへのこだわりというものに注目して見ていました。
もってけの導入部とかハレ晴レフルバージョンでもカメラが非線形にちょこちょこ動いてます。
朝比奈ミクルの冒険」のへたくそカメラワークの再現なんかもいい例(悪い例?)です。
非線形なカメラワーク以外にも、一般的なトラックアップ・トラックバック、直線的なパンもよく使ってます。
動かすときは、動いてるのかどうかわからないくらい微妙に動かしたりします。フルじゃないハレ晴レの背景とか。
この辺はおお振りのEDにも特徴出てます。おお振りの場合のカメラワークは動いているの明らかですが。

*1:(C)賀東招二四季童子/Full Metal Panic! Film Partners